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火山・地層のはたらき

火山・地層のはたらき

火山の形
左のような形の火山を楯状火山(たてじょうかざん)といいます。ねばりけの弱いマグマが固まってできます。おだやかに噴火をします。
左の様な形の火山を鐘状火山(しょうじょうかざん)といいます。ねばりけの強いマグマが固まってできます。爆発的な噴火をします。
左の様な形の火山を成層火山(せいそうかざん)といいます。楯状火山と鐘状火山の中間くらいのねばりけのマグマが固まってできます。二つの火山の中間くらいの噴火をします。
火山のでき方
火山は、地下の深い所にあるマグマが、地上に吹き出して冷え固まったものです。マグマは1000℃もあります。
マグマは、地下の深い所から少しずつ上昇してきます。そして地表付近にマグマは、溜まります。これをマグマだまりといいます。
火山噴出物
火山から出ている赤いものは溶岩、灰色のものは軽石、赤いものは火山弾、けむりの様なものは火山灰です。
火山灰はマグマが冷えてできた粒を含んでいます。
この粒のうち結晶になったものを鉱物といいます。
鉱物には有色鉱物無色鉱物があります。
  有色鉱物には、左のようなものがあります。鉄やマグネシウムなどの金属が多く含まれています。
   無色鉱物には、左のようなものがあります。
火成岩
火成岩はマグマが冷えて固まったものです。
火成岩は大きく分けて火山岩深成岩に分かれます。
  左の図は火山岩です。
火山岩は地上付近で急に冷えて固まってできたもので、大きな結晶の斑晶、結晶になれなかった石基の部分で構成されています。
  左の図は深成岩です。
深成岩は地下深くでゆっくりと冷やされ固まってできたもので、火山岩に比べると、鉱物が大きいです。
 地層のでき方
  左のようなものを地層といいます。
上から火山灰や砂などが降り積もって地層ができます。
地層の多くはれき、砂、泥からできています。
堆積岩 
 堆積岩とは、海底や湖底などに堆積したれき、砂、 泥が地層によって積み重なって上に堆積した地層の重みで押し固められてできます。
大地のでき方 
大地は、流水の働きによってけずられ粒の大きな ものから海底や湖底に速く沈み、層ができ、それが積み重なり地層ができます。
まとめ 
他にも地層は、火山灰が積もったりしても地層はできます。
だから地層と火山は深い関係があります。 
 
基本用語
マグマ・・・岩石がドロドロにとけたもの。約1000度。
マグマだまり・・・マグマが地上付近たまったもの。
楯状火山(たてじょうかざん)・・・ねばりけの弱いマグマが固まってできる火山。
鐘状火山(しょうじょうかざん)・・・ねばりけが強いマグマが固まってできる火山。
 成層火山(せいそうかざん)・・・楯状火山と鐘状火山の中間くらいのねばりけのマグマ が固まってできる火山。
 火山噴出物・・・噴火によって地下から噴出した物質。
溶岩・・・マグマが地表に出たもの。
 火山灰・・・溶岩の細かい欠片。
 火山弾・・・溶岩の欠片が冷えて固まったもの。
 有色鉱物・・・鉄やマグネシウムなどの金属が多く含まれている鉱物。
 無色鉱物・・・ケイ素、アルミニウム、ナトリウム、カリウムなどの金属が多く含まれている鉱物。
 斑晶・・・火山岩の大きな結晶。
 石基・・・火山岩の結晶になれなかったもの。
 火山岩・・・急に冷やされてできた岩石。斑晶と石基からできている。
 深成岩・・・地上付近でゆっくりと冷やされて固まりできた岩石。
れき・・・ 粒の直径が2oの石。
 砂・・・粒の直径が0.06o〜2oの石。
 泥・・・粒の直径が0.06o以下の石。
 堆積岩・・・海底や湖底などに堆積したれき、砂、泥が地層によって積み重なって、上に堆積した地層の重みで押し固められできた岩石。