攪拌式(かくはんしき)
槽と同じ程度の高さのある大型の羽根をゆっくり反転させて水流を発生させる方式で、初期〜1950年代まで利用されていたもの。構造的に大型となるため日本では業務用の一部に限られるが、アメリカでは現在も主流。
渦巻式(パルセータ式)
槽の底部(初期には槽の側面)にパルセータと呼ばれる羽根を持ち、それを高速回転させて水流を発生させる方式。1960年代以後、現在まで長年の主流方式。ごく初期のパルセータは小型のものが主流であったが、現在ではほぼ洗濯槽いっぱいの大きさとなっている。
ドラム式
槽は横を向いた機種が多い。洗剤液の中で、洗濯物を入れたドラムごと回転させ叩き洗いが出来る。クリーニング店の洗濯機ではこの方式が良く使われているが、重量が重いために家庭用では乾燥機付き洗濯機に限られる。
使用水量が少ない事がメリットとして上げられる。
表
かくはん式 | 渦巻式 | ドラム式 | |
主な使用国 | アメリカ | 日本 | ヨーロッパ |
大きさ | かなり大きい | 小さい | 大きい |
時間 | やや長い | 短い | 長い |
水量 | 多い | やや多い | 少ない |
衣類の傷み | やや少ない | 多い | 少ない |