食物連鎖とは

そもそも食物連鎖とは何でしょう。

食物連鎖とは簡単にいえば「食う・食われる」関係ということです。

人間に限らず多くの生物(一部のプランクトン類を除く)は、私たちのように何かを食べないと生きていけません。つまり、食われるものもいれば、食うものもいる、ということです。

例えば、鶏は穀物を食べ、人間は鶏を食べているような関係です。

このような関係が連鎖的にあることを「食物連鎖」と呼ぶのです。

食物連鎖の仕組み

食物連鎖についてもう少し詳しく見てみましょう。

具体例として一つ挙げてみましょう。

昆虫は樹液を舐めることで生活していきます。次に鳥はその昆虫を食べて生活していきます。さらに、猛禽類の鳥がそれらの鳥を食べていきます。

このようなサイクルになっていますが、ピラミッドのように、昆虫などの食べられる側(生産者・消費者)のほうが生息数が高く、猛禽類の鳥類などの食べる側(高次消費者)のほうが少ないです。

生物はこのようにバランスをとっているのです。

食物が尽きない理由

しかし食糧は必ずしも無限というわけではありません。ではなぜ食糧は尽きないのでしょう。

それは、食物連鎖でいう生産者の前に「分解者」がいるからです。分解者とは主にミミズやバクテリアなどの地中に住んでいる生物です。分解者は樹木の下などに多く生息し、落ち葉などを食べて分解しています。これは樹木などの養分となり、さらに樹木が実から増えることによって、安定した土台ができてバランスが取れるようになるのです。