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3. 徹底した低価格追求                                                               >>NITORIトップへ

<<戻る(2. 安さの実現)

日本の小売企業の多くは、見込み生産を行っているんだ。
見込み・・・生産?
商品を売るときに、もし売れなかったら困るから、その分の価格を上乗せするというものよ。
よく知っていたね。その通り。日本では、だいたい原価の5倍の値段をつけることで、
売れなかったときの危機回避をしようとしているんだ。
5倍も?売り上げのためとはいえ、そんなに高くなるのは嫌だなぁ・・・。
その点、ニトリではそれを原価の2倍の価格におさえているんだよ。
それはニトリの、商品生産方法に違いがあるからなんだ。ニトリは受注生産なんだよ。
注文を受けてから商品を生産するものね。これならムダに商品を作らずに済むから、
売れ残りが出ないようになっているのよ。
なるほどなぁ・・・。
そしてもう一つ。ニトリが商品の価格を安くできるのは、
品質よりも安さを優先して考えて商品を生産しているからなんだ。
え?それはまずいんじゃないの?
なにも品質をめちゃくちゃ落とそうってわけじゃないんだ。
まずは価格を安くすることを考えて、それに見合った品質で商品をつくる。
もしその品質でお客からクレームが来たら、品質を高めて価格も少し上げる。
確かにこれならムダがないわね。
お客のクレーム待ちっていうのが、少し気になるところだけど・・・。
品質重視で価格が上がってお客が誰も来なくなる、なんてことになったら、それこそ元も子もないからね。

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