☆らしんばん座

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季節:冬
20時に南中する日:3月31日
その他:もともと、アルゴ船座の一部

 フランスのラカイユがアルゴ船座を正式4分割して設定したとき、
かつてあったほばしら座の一部に割り込ませて新設したものです。
ちなみに、これは航海用の羅針盤。
 アルゴ船座の一部のようにも見えますが、実際にはラカイユが新たに設定した14星座の一つというわけです。
 のちにフランスのラランドがアルゴ船の姿が不自然だと「帆柱」を復活させたこともありましたが、
結局、ラカイユの羅針盤にもどされたといういきさつがあります。

おまけ
 かつて、アルゴ船座は全天一の大きさを誇る、とてつもなく大きな星座でした。
しかし、あまりにも大きいため、昔から船の各部分をとも(船尾)座、りゅうこつ(竜骨)座、
ほばしら(帆柱)座、ほ(帆)座の4つに分けて見るのが習慣となっていました。
 この分割を、正式なものにしたのが、フランス天文学者のラカイユです。
このときラカイユは、ほばしら座のかわりにらしんばん座を割り込ませました。

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