グリップの違いから考える

今回は、デザインが違う5つのペンを見ていきます。
ここで注目するのはグリップです。
デザインを考える上で機能性というのは
とても重要なものです。とくにペンを見たとき、
グリップというのは使いやすさに最も作用する1つです。
ではそれぞれのグリップを見ていきましょう。
一番左のものははDr.Gripです。これの長所は疲れを軽減する
やわらかいグリップを用いるということです。
ソフトグリップのやわらかさは指に無駄な力をかけずに書くことを
可能にするだけでなく、指をやわらかく
包み込むグリップにより滑りにくくもなってます。
ただし、このペンの特性上、少し重いため人によっては書きずらい、
早く書けないと思う人もいるかも知れません。
二つ目はuni CLIFTERです。 グリップに溝が刻んであるため滑りにくい構造になっています。
しかしグリップが硬く薄いため指には負担がかかりやすいと思われます。
三つ目はPILOT REXGRIPです。このグリップは面白い形をしています。
グリップの指を引っ掛ける部分に穴が開いているデザインです。
これはもちやすさ、滑りにくさを考えたデザインだと思われます。
グリップに穴が開き凹凸に指を掛けることで安定感があります。
グリップは硬いですが汎用性があります。
四つ目はPILOT SUPER GRIPです。グリップに溝が刻まれておりグリップ自体も
やわらかいので握りやすさがあります
。 ただ溝がありますが若干滑りやすいと感じました。
五つ目はHI-TEC-Cです。これはグリップにラバー(ゴム)を
つけるのではなく直接プラスチックに溝を刻むタイプです。
ラバーが無い分、軽いですが、指に力を入れると指が痛いと思いました。
六つ目はuni ball eyeです。
こちらもラバーグリップではなくプラスチックのグリップです。
見た感じ滑りやすいのかなと思いましたが、意外と持ちやすいです。
指でグリップを包むとしっくりときます。
またインク残量を目で見ることが可能なので機能的でもあります。
ただ、こちらもプラスチックなので
指に力を入れると指が痛いと感じました。