iPS細胞部



山中博士研究課

この課では、山中伸弥博士の研究の始まりについての研修をします。

山中伸弥博士はアメリカへ留学していた時に研究していたマウスの遺伝子がES細胞において重要なものだったためにES細胞に興味を持ちました。

山中博士は受精卵を壊さないでES細胞に変わる多能性幹細胞作りに挑みました。

山中博士は皮膚の細胞をES細胞のような多能性幹細胞に作り変えることを目指しました。

しかし、皮膚の細胞とES細胞の姿や能力は全く違います。細胞の中で働いているタンパク質が違うからです。

そこで山中博士は「ES細胞の中で活発に働くタンパク質と皮膚の細胞で働くタンパク質を同じにすればいいのでは?

そうすればES細胞のような能力を皮膚の細胞が持つのでは?」と考えました。

そこで山中博士は皮膚の細胞にES細胞のタンパク質を送り込む手段として「レトロウイルスベクター」と呼ばれる遺伝子(タンパク質の塊)の運び屋を使うことに決めました。




山中博士のES細胞の中で活発に働くタンパク質を突き止めるという研究は2000年から始まりました。

ここまでが山中伸弥博士の研究の始まりです。分かりましたか?

それでは次の課へGO!   

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