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なぜ水道水は「まずい」の?


皆さんの毎日の生活に欠かせない「水道水」。
水道水はライフラインの一つとして、なくてはならないものとなっています。
しかし、水道水のイメージといえば
「まずい」
「カビ臭い」
「塩素臭がする」
といった悪いものが多いのではないでしょうか。
これでは、水道水の代わりにミネラルウォーターを買ったり、浄水器を取り付けたりすることは仕方ないことなのかもしれません。
ここまでくると、「水道水は果たして安全なのか?」と思ってしまうほどです。
しかし、水道水は間違いなく「安全」なのです。
水道水は水道法という法律に基づき、以下の条件を満たすよう、厚生労働省が取り決めた決まりに従って処理されています。

水道法(水質基準)
第四条  水道により供給される水は、次の各号に掲げる要件を備えるものでなければならない。
一  病原生物に汚染され、又は病原生物に汚染されたことを疑わせるような生物若しくは物質を含むものでないこと。
二  シアン、水銀その他の有毒物質を含まないこと。
三  銅、鉄、弗素、フェノールその他の物質をその許容量をこえて含まないこと。
四  異常な酸性又はアルカリ性を呈しないこと。
五  異常な臭味がないこと。ただし、消毒による臭味を除く。
六  外観は、ほとんど無色透明であること。

すべてを理解する必要はありませんが、「消毒による臭味」については仕方ないとする表記や、「許容量」を越えなければ問題ないとするような表現に注目してみてください。
わかりますよね?
つまり、基準を満たしているものの、においや塩素臭がするのです。
そして、これらは許容されるのです。
まとめれば、水道水は基準を満たしていて安全ではあるが、それはまだ人々にとって少なからず「まずいと言われてしまう」レベルにあるということなのです。
それでは、この「まずい」をなくすために、どのようなことが実施されているのでしょうか。







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