哺乳類

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哺乳類(説明)の目次


○哺乳類って?
○形態的・生態的な特徴
○肉食と草食

哺乳類って?


環

まず、哺乳類ってなんでしたっけ?

猫先生猫先生

哺乳類は脊椎動物の魚類・両生類・爬虫類・鳥類では無い動物の事でほとんどの哺乳類が子どもを生む動物だよ。
胎生ってやつだね。


環

「ほとんど」が気になるなぁ…

猫先生猫先生

子どもを生まない哺乳類もいるってことさ!
まぁそれは後で説明するね


環

はーい!
ところで先生、哺乳類が他の動物と違うところってなんですか?

猫先生猫先生

体に毛が生えているところと授乳をするところかな。


環

あれ?
鳥にも毛が生えていませんでしたっけ?

猫先生猫先生

あれは「毛」ではなく「羽毛」なんだ。


環

へぇー!
布団のぬくぬくを作り出しているものですね。
他にも特徴はありますか?

猫先生猫先生

ほとんどの哺乳類の首の骨が7個なんだ。
でも、ジュゴンの仲間とアリクイの仲間は6個だったり9個や10個だったりするよ。


環

キリンもあんなに首が長いのに人間と同じ7個なんだ!
しらなかった…。

環

先生、そういえばさっきの子どもを生まない哺乳類ってなんですか?
気になっちゃって。えへへ。

猫先生猫先生

そっか、なら、説明するよ。
カモノハシってしっているかい?


環

聞いたことはあります!
オーストラリアに住んでいるとかテレビが言っていた気が…。

猫先生猫先生

そうそう。
オーストラリアにいる動物だよ。
日本では動物園で見られるよ。 カモノハシは子どもじゃなくって卵を産むしくちばしのある原始的な哺乳類なんだ。


環

くちばしがあって卵を産むってほとんど鳥じゃないですか。
どうして哺乳類なんですか?

猫先生猫先生

カモノハシは授乳するし羽毛も生えていないし、体の構造は哺乳類なんだ。
そしてね、カモノハシの授乳はユニークなんだ。


環

どうするんですか?

猫先生猫先生

カモノハシはおなかからミルクが染み出してくるから親は子どもをおなかの上に乗っけて授乳するんだ


環

へぇー!おもしろいですね!!

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形態的・生態的な特徴


☆体温
猫先生猫先生

鳥類と同じく、体温をほぼ一定に保つ恒温動物であるものがほとんどを占めるよ。


環

私もその仲間♪

猫先生猫先生

ただし、ナマケモノのように変温動物的体温調節を行う物もあるんだ。


環

な…ナマケモノ。

猫先生猫先生

これは、エネルギーを使わない工夫なんだよ。


環

へぇー。

猫先生猫先生

肛門と泌尿生殖門(尿と胎児が出てくる孔)を持っているけど、カモノハシ類は共通の総排出口をもつんだ。(爬虫類や鳥類も1穴)



☆歯の特徴
猫先生猫先生

哺乳類の歯は一般的に、それぞれ別の機能を持つ形状を取ってて、切歯(門歯)・犬歯・前臼歯(小臼歯)・臼歯(大臼歯)の4種類。


環

に…人間だ!

猫先生猫先生

基本数はイノシシに見られる片顎あたり切歯3・犬歯1・前臼歯4・臼歯3だけど、ハクジラ類のように同型歯をもつものもあるよ。


環

授業で、草食動物と肉食動物の歯の形が違うと習ったのを思い出しました!!

猫先生猫先生

そうなんだ。
肉食と草食では、肉食動物は肉を噛み切る臼歯・獲物をとらえるための犬歯が、草食動物は草を噛み切る門歯・草をすりつぶす臼歯が独自に発達を遂げたんだ。


環

人は雑食だから平均的なんですね。


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肉食と草食

猫先生猫先生

ここから肉食と草食について紹介するよ。


環

一回私のような雑食は置いておくのですね。

猫先生猫先生

さっそくいくよ。
この前の紹介で歯の違いを紹介したよね。


環

はい。
肉食動物は肉を噛み切る臼歯・獲物をとらえるための犬歯、草食動物は草を噛み切る門歯・草をすりつぶす臼歯が進化した…ということですよね?

猫先生猫先生

そうそう。
他にも、違いはあるんだよ!


環

何ですか?

猫先生猫先生

それはね、目の位置なんだ。


環

目!?

猫先生猫先生

うん。
肉食動物は、前方に。
草食動物は、目が横についているんだ。


環

って事は、そう進化する何か理由があるんですね?

猫先生猫先生

うん。
肉食動物の目は、両目で見える範囲が広いんだ。
そうすると、見ている対象物の遠近感をとりやすいんだ。
獲物を狩るのが楽になっているんだ。
草食動物は、全体が見渡せるような作りになっているんだ。
そうすることで、自分を襲う敵を発見しやすくしたんだ。


環

目って大切なんだなって、改めて実感しました。
他に、肉食と草食の違いってありますか?

猫先生猫先生

あとは、足かな。


環

…あ…足?

猫先生猫先生

そう、足。
肉食動物と草食動物ってどっちの方が足が速いかわかる?


環

そりゃあ、ダントツ肉食動物ですよ!
チーターもいるし。
…でも、草食動物も速かった。

猫先生猫先生

そうだね。
じゃあ、どっちの方が持久力があるかな?


環

…。
あてずっぽうだけど、草食動物!
チーターってすぐ走るのやめちゃうし。

猫先生猫先生

正解!


環

あたっちゃったよ…。
でも、なんで!?

猫先生猫先生

それはね、草食動物は敵から逃げなきゃいけないからさ。
環ちゃんだって、鬼ごっこするでしょう?
もし環ちゃんが鬼だったとして、追いかけている相手がずっと走り続けていたらどうする?
それも、結構速いスピードで引き離されたら。


環

迷わず、他の子を追いかける。

猫先生猫先生

草食動物だってそうなんだ。
敵から逃げるために、走り続けるんだよ。
あきらめてもらうためにね。
肉食動物は、瞬間で速度を上げて食らいつくために、足が速くなったんだ。
一瞬の勝負だね。


環

待って!
じゃあ、肉食動物も草食動物のように進化すればもっと狩りが楽だったんじゃないのかな?

猫先生猫先生

それはね、体の説明をしなきゃならないんだ。
草食動物は、足が細くて・長いでしょう。
これは、足を軽く・先を細くして、長く速く走るために進化したんだ。
そして、足を傷つけないために、足先の皮膚が硬いひづめになったんだよ。


環

肉食動物はそういう風に進化しなかった理由は何ですか?

猫先生猫先生

肉食動物はそういう風にしてしまうと、忍び寄ることが出来なくなってしまうんだ。
足が長いと、体勢を低く出来ないからね。
しかも、細いとパワーが無くなってしまって、獲物を引き倒す事が出来ないんだ。
足を速くして追いついても、倒せなかったら本末転倒だよね。


環

テレビで見ると、肉食動物って足がしっかりしていて強そうですもんね。
それぞれが、独自で進化していったのはきちんと理由があることがわかりました。



環

哺乳類ってあんまりよくわかってないことがわかりました。

猫先生猫先生

わかって良かったね♪


環

はいっ!

猫先生猫先生

次からは具体例にいくよ!




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