電波とは

 電波とは電磁波の略です。
 電磁波は電界と磁界によるエネルギーを指します。
 
 周波数という波の違いによって用途が変わったりします。
 例えば周波数の違いの例では、

  無線LANに使われるルーター
  ラジオ放送の電波
  電子レンジのマイクロ波
  光

 これらはすべて電磁波の仲間です。
 ワイヤレス給電の方法の一種として用いられるのは電波の中でもマイクロ波ですが、
 電子レンジのものとは少し異なります。
 

電波が発見されてから実用化に至るまで〈年表〉

 電波が発見されてから実用化に至るまでを簡単に見て行きましょう。


1888 ドイツの学者ヘルツが電波を発見
1895
1897
イタリア発明家マルコーニが無線電信機を開発
その2年後日本でも無線電信機が開発される
1901
マルコーニが大西洋横断無線電信に成功する
1912
タイタニック号の遭難で初のSOS信号を発信
1920
アメリカでラジオ放送が始まる
1925 日本でもタジオ放送が開始する。イギリスでは同年にテレビが発明
1931 アメリカでテレビ放送開始
1941 アメリカとイギリスがレーダを実用化する
1953 日本でテレビ放送開始
1963 通信衛星を使ってヨーロッパ-アメリカ、アメリカ-日本間の宇宙中継に成功した。
1963 日本で携帯電話の前身、ポケットベルのサービスが開始
1969 アメリカでアポロ11号による月面からのカラーテレビ中継
1987 日本でコードレス電話が普及
1989 日本で衛星放送開始
1995 現在でも利用されているPHSのサービス開始

電波技術発展に大きく関わった発明家

 上記の年表に出てきた発明家達の偉業を見てみましょう。

ハインリヒ・ルドルフ・ヘルツ (1857年- 1894年)

ヘルツ周 波数の単位として有名なヘルツは人の名前から取ったものです。
ヘルツはドイツの物理学者でした。

マックスウェルという学者が築いた電磁気学をさらに明らかなものにし、発展させました。

それらの業績は電磁気学のもっとも偉大な学者の一人と言わしめるほどのものでした。




グリエルモ・マルコーニ (1874年 - 1937年)

マルコーニ

マルコーニはイタリアの無線研究家で発明家です。

もっとも有名な彼の偉業は無線電信の発明で、その偉業からノーベル物理学賞を受賞しました。

現在もあらゆる機器に搭載されている無線電信の技術の礎を築いたのは彼です。

余談ですが初めて無線電信でSOS信号を発信したのはタイタニック号でした。



松代松之助 (1866年 - 1948年)

日本でマルコーニの無線電信機の発明から二年後に無線電信機を開発した人がいました、それが松代松之助です。
少ない文献を頼りに開発された無線電信機は度重なる改良のあと、海軍に迎えられた彼によってさらに開発がすすめられ明治34には約150km間の通信 が可能な無線電信機の開発に成功しました。




【文献】

なるほどナットク!電波が分かる本


【参考サイト】

デンパ君のピピッ!おもしろ電波教室!

 http://www.tele.soumu.go.jp/kids/time2/time2.htm
【引用】
Wikipedia(人物の肖像画や情報)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/ハインリヒ・ヘルツ
 http://ja.wikipedia.org/wiki/グリエルモ・マルコーニ
歴史が眠る多磨霊園
 http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/PERSON/M/matsushiro_m.html



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