講義1 誰もが知る身近なワイヤレス給電とは


この項目では生徒と教師の授業形式で話をしていきます。
その中でこれを見ている皆さんにもワイヤレス給電について
講義を受けているような感覚で学んでもらおうと思います。
講義は全8回で、前半の6を私と私、Sの生徒である
G君、N君、Rさん、P君の授業形式。
 残りの2回をゲストをお呼びしてお話を聞きたいと思います。

はじめましてGです。

生徒のNです。

同じくRです。

Pです。よろしくお願いします。

これから当分の間よろしくお願いします
早速話を始めましょう。

はーい。
(ところで誰に話しているんだろう? )

さてみなさん。ワイヤレス給電って知っていますか?

俺知ってます!直接電気をコードとかで送らないで無線で送るやつですよね?

わたしのお父さんが使ってる置くだけ充電って
どんな仕組みなんだろうって思ったので調べたら、
それがワイヤレス給電の一種だとネットでみました。

そう、よく聞く「置くだけ充電」なんかはワイヤレス給電の中でも「Qi(チー)」
という規格でこれに使われているワイヤレス給電の方式は
結構昔から実用化の目処が立っていたんだよ。

昔からってどのくらいですか?

昔からって言っても何世紀も前からってわけではないけどね。
みんなが電車に乗る時はSUICAやPASMOを使うことがあるでしょう?

最近は切符自体買わないって人が多いですねー、
僕の友達は切符の買い方がわからないなんて人もいますよ。

その話のような切符離れになったのはICが入っていて
チャージが出来るSUICAやPASMOが普及したからでしょう。
これらには実はワイヤレス給電が使われています。

え、マッジで!?俺毎日ワイヤレス給電使っているじゃん!

シェーバー 電話子機

まあこの2つは適当に自宅で使っているものを持ってきただけです。
そんな身近なところにあるものです。

このシェーバーと子機って普通に台座にはめて充電するやつですよ?
ワイヤレスじゃないと思うんですケド……。

その意見には一理ありますね。
ですが考えてみてください。
皆さんはスマホやiPodをコードで繋ぐときにはどのようにしますか?
それを考えれば分かりますよ、誰かわかった人はいますか?

ケーブルを穴にブッ刺します。

そこまでくれば半分以上わかったようなものです。

うーん、AC充電のためにはコードを差し込む必要があるわけですし。
それだけ深く差し込んでますよね……。
もしかするとシェーバーとかの金属が出てる部分って、
そこに電気を通しているわけではないんですか?

おぉ。するどいですね!そういうことです。
つまりあの金属が出ている部分ではごく至近距離での
ワイヤレス給電が行われているのです。
ワイヤレス給電にはいくつか種類があるのですが
この場合使われているのはごく近距離間での 電力の送信が必要な方式です。
まあ、これもPASMOとかと同じ方式なんだけどね。

言われてみれば確かにタッチするところとか似てますね。

うん。
これ用に至近距離間で使われているワイヤレス給電の方式は
多くが電磁誘導方式と言うものなんだ。
その名の通り電磁誘導が基本となっている方式で、
短いワイヤレス給電の歴史ではあるけど……、
その初期から利用されていた方式だね。
あと他の方式と実用化されている商品とかの詳しい話はまた次回にしようか。

ありがとうございましたー!

次回はワイヤレスで電気を送る際の電磁誘導以外の
方式について触れていきます。


今回の講義内容に該当するページはコチラです。
電磁誘導
ワイヤレス給電の歴史
ワイヤレス給電の電磁誘導方式

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