はじめに

私たちが訪問したのは早稲田大学理工学術院の紙屋研究室という場所です。

対応していただいたのは客院上級研究員の高橋俊輔先生と留学生の羅コウさんです。

この研究室では磁界共鳴方式を使ったワイヤレス給電についての研究をしているそうです。
ここでは普段このような装置を使い実験しているそうです。




拡大↓      



拡大↓





この実験装置では理論と実験での誤差を測ったり、電送効率を確認することができるとのことです。
誤差についてはコイルによって結果は変わるため生まれます。
ちなみにこの装置での電力効率は約40パーセントだそうです。
以下から取材した内容になります。

簡単な装置を使った実験

私たちが訪問すると高橋さんは簡単な実験キットを用意してくださり、
それを使い磁界共鳴方式のワイヤレス給電について説明していただきました。

クリックで動画を再生します。
閉じる際は背景をクリックしてください。
クリックで動画再生

この動画は最初にコイル同士を近づけたとき豆電球が明るく光ります。
その後コイル同士を遠ざけると離れた距離の分だけ豆電球の光が弱くなっていきます。

しかし、後者のままコイル同士の間にもうひとつ機械的な装置を持たないただのコイルを入れると
前者にもとほぼ同じ強さの光を放っています。

これは野球で言う中継と同じで中間でコイルが共鳴するすることで
電力が落ちないまま電送できるというものです。
つまり、このことを応用すればかなり遠距離間での伝送が可能になるそうです。


次へ