余白って無駄なの?

なんとも強い絆でつながっている、紙と印刷…。私たちの身の回りには、それを象徴するかのごとく、文章や絵柄が印刷された紙が多く見られますよね。 そんな中で、よく見てください。作者によって巧妙にデザインされた文字と絵柄、そして「スキマ」のコラボレーション、まさに読み手を引きつけ、魅了させる雑誌の誌面や広告…。しかし!この「スキマ」すなわち「余白」って、紙の無駄なんじゃない…??とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?ここでは、何気なく紙と印刷の関係を見過ごしてきた、私たちの目線からの疑問点を中心に、そして、「なぜ余白が必要なのか?」 に着目して、印刷における余白削減について考えます。

<余白って無駄なのでは???>
まず、これからでてくる余白について、少し説明を。私たちは印刷面の、文章や絵柄が書かれていない部分、すなわち、
・行間
・印刷した時の端っこ(一般的な「余白」)

を、「余白」と見なしました。