そもそも印刷って?

・印刷とは広い意味で、原稿をレイアウト・編集し、印刷のための原版(組版・製版)・刷版を製作し、印刷を行い、 さらには製本や光沢加工などに加工を施し、書籍や商業印刷物(チラシ、ポスター、パンフレットなど)の形にすることを言います。 そして、印刷はその工程によりプリプレス(印刷前工程)~プレス(印刷)~ポストプレス(印刷後工程)に区分することができ、 これらの工程の専業メーカーを含め、印刷産業が形成されています。
(一般社団法人 日本印刷産業連合会HPより)

・主な印刷技術
(印刷にちょっと触れてみよう!印刷の基礎知識 より)

凹版印刷(グラビア印刷)
…版の文字、絵柄になる部分が引っ込んでいて、その凹部にインクを詰めて印刷する方法。
 <利用例>製版費用が高いため、高級な印刷や写真の印刷、偽物防止の印刷(紙幣など)として利用される。

凸版印刷(活版印刷)
…ハンコでは赤いインクが付く部分が飛び出ているように、インクが付く部分が凸状になっていて、文字や絵柄がすられる方法。鮮明で強い印象を与える。裏から見ると印刷部分が浮き上がって見える。 <利用例>昔は週刊誌のモノクロページなどで利用されていたが今は多くが平版印刷に。


平版印刷(オフセット印刷)
…絵柄になる画線部分と非画線部分が同じ版の上にあり、水と油の版の圧を利用して画線部分にインクを付ける。 版上に親水部(水がつきやすい部分)と疎水部(水を反発する部分)を絵柄が疎水部になるように作る。   そして印刷時に親水部に水を付けることによって疎水部にしかインクが付かないようにして、インクを紙に転写することで印刷する方法。   
<利用例>現代の日本の出版物の多くがこの方法を利用。高速、大量印刷に適する。

孔版印刷(スクリーン印刷)
  …インクを通過させるところとさせないところを版として作り、その版にインクをこすりつけて、インクが通過した部分が絵柄、文字になる。 <利用例>曲面印刷、大型の印刷など。

ここで紹介した印刷技術は、家庭向けのインクジェットとは異なります。インクジェット印刷はもっと仕組みがややこしいものです。

○私たちが普段文章を作成する際の余白って、どのくらいなの? Windows Microsoft Word における余白は、紙のサイズに関係なく一定です。
(標準:上35.01mm 下、左右30.00mm) <266.697平方センチ、印刷されたA4用紙2枚と3分の1の余白でA4一枚分に相当します。>

○紙何枚で木1本分か?


A4用紙およそ13000枚で1本分に相当します。
つまり、再生紙などを考慮せずに、余白設定を<標準>にしたと仮定して計算すると、
びっしり印刷されたA4用紙およそ30333枚分の余白で1本分の木に相当することになります。
私たちの高校の生徒の総数は1474人なので、
全員が1日にA4のプリント2枚を配られ、余白を切ってノートに貼っているとすると、
1日に2948枚ものA4プリントに相当する余白を破棄し、木1本のうち9パーセントを捨てているので、 11日間で木1本分の紙を破棄していることになります!!!