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食事の効能

朝食の必要性

以下に、朝食が必要な8つのポイントをあげます。

1日のリズムを作る

朝食は1日の活動を始めるにあたり、生活リズムを作り出すために必要不可欠です。
朝食を食べないと、このリズムが崩れ、それが体調を崩すことにつながります。
しっかりと朝食をとりましょう。

丈夫な身体を作る

朝食をとることで、エネルギー源や栄養素を補給し、免疫を増やすことで、ウイルスや細菌感染しにくくなり、丈夫な身体を作ることができます。

身体を目覚めさせる

朝食でとった栄養素が代謝されるときに熱を発生させ、体温を上昇させます。
そのため、すっきりと目が覚めます。

集中力があがる

人の脳はブドウ糖をエネルギー源としています。
そのため、朝食をとることで、脳が活性化して、集中力も増します。
朝食の有無で、集中力は全く異なってきます。
脳の集中力などのはたらきを調べるATMTテストでは、朝食をとった場合の方が、とらなかった場合と比べて、集中力が高まり、脳の反応時間が短くなりました。
これは、個々の能力で差がついたのではありませんでした。
その証拠に、このテストで、朝食をとらなかった人に、翌日、朝食をとらせて、もう一度テストをすると、前日、朝食をとった人たちと同じように集中力が出て、反応時間が短くなりました。
つまり、朝食をとることで、学習効果も期待できる、というわけです。

朝食欠食の成績
校内調査でも、『朝食をとっていない』生徒の85%が成績下位で、逆に成績上位の生徒は全員朝食をとっていました!! 皆さんも朝食をしっかりとり、授業に集中して、成績UPを目指しましょう!

肥満防止

朝食をとると、補給したエネルギーは日中の活動に使われるため、肥満防止になります。
逆に、朝食を抜くと、身体は栄養不足を感じとり、体内に脂肪を蓄えておこうとするため、体重増加につながります。
事実、朝食をとらないと、肥満のリスクが5倍になる、というデータがあります。
きちんと朝食をとり、肥満防止につなげましょう。

体力・持久力アップ!

20mシャトルランという、全身の体力と持久力を測定する運動テストの成績を、朝食をとる、とらないの二つの場合で見てみたところ、前者のほうが成績が良く、体力・持久力があることがわかっています。
運動で疲労した筋肉は、食事をとることで修復されます。
成長期のこの時期に、しっかりとした朝食をとることは、体力アップにつながります。

早寝につながる

朝食には、睡眠ホルモン、メラトニンのもととなる、トリプトファンという物質が含まれている場合が多いため、朝食をしっかりとることで、夜に入眠しやすくなります。
逆にとらないと、夜更かししやすくなり、朝、起きると、睡眠不足により、気分がすぐれず、食欲がないので朝食を抜く、という悪循環が生まれてしまいます。

日中の気分を良くする

朝食には目を覚めさせる効果があるので、日中の気分がスッキリします。
ただし、単品朝食では、目を覚めさせる効果が薄れるとのデータもあります。
タンパク質が不足した朝食では、体内時計をリセットすることができない、ということですから、きちんとタンパク質の含まれた朝食をとりましょう。
逆に、朝食をとらないと、すぐにイライラしたりするようになります。

間食の必要性

『理想的な食事』でも説明したように、私たち中高生の時期には、『おやつ』も必要不可欠です。
人間の身体はカロリーが不足すると、食欲がわいてきます。
そのときに我慢をすると、身体の代謝を押さえようと筋肉を分解し始めます。
これにより代謝が落ちてしまうのですが、間食はそれを防いでくれるのです。
しかし、とりすぎには注意しなければいけません。
また、中高生の間食には、スナック菓子が圧倒的に人気です。
スナック菓子をとる頻度校内調査 全国では約7割、校内では約8割の生徒が間食に主にスナック菓子をとっています。
また、頻度の分布は右のグラフの通りです。
しかし、スナック菓子には様々な問題点があります。
まず、スナック菓子はカロリーが高く、糖分・塩分過多で偏っているため、肥満を招き、生活習慣病のリスクを上げます。
例えば、板チョコ1枚はおにぎり2個分のカロリーなのです。
また、糖分が多いため虫歯を招きます。
更に、市販のポテトチップスなどに含まれる化学物質のアクリルアミドは次世代にも影響を及ぼす『遺伝子性を持つ発がん性物質』であると2014年の10月4日に政府が発表しました。
右のグラフからを見てわかる通り、中高生の21%が毎日、35%が週3、4回、33%が週1、2回の頻度で間食にスナック菓子をとっていますが、上記のことから、間食にスナック菓子を多くとるのは好ましくありません。
スナック菓子は、量と頻度を意識してコントロールするようにしましょう。

>効果的な食事のとり方を、私達なりに考えてみました