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ネットいじめ
ニュース最近、若者のSNS利用率が増えています
Bくんまあ今じゃ小学生すらスマホ握っている時代だもんねぇ~
Aくん小学生だもの背伸びしたいんだろうね。
NEWSそれに伴い、インターネット上でのいじめの件数が年々増加しています
Bくんそうそう!「ネットいじめ」なるものもどんどんできているよね!
Aくん「いじめ」は現実世界だろうとネットの世界だろうと絶対に許されない行為だよ!
今回はそんな「ネットいじめ」について考えてみよう
ネットいじめ
現在、子供たちのあいだに急速に広まりつつあるインターネット。
インターネットは様々な情報が飛び交う大図書館のようなものだったはずが、今は一部の人々の間では心に深く傷を負わせる凶器のようなものになってしまっています。
一体なぜなのでしょう?

伸び続けるスマートフォン人口

ネットによるいじめが増加してきた理由として一つとして挙げられるのが「スマートフォンの普及」です。
手軽にインターネットにつなげられるツールの登場により、日頃からインターネットを使用する子供が増えてきています。ここで、最新のスマホ所有率を調べてみましょう。
スマホ利用の統計(クリックで拡大)
小中高校生スマホ所持率 携帯・スマホでのネット利用時間
図1-1:内閣府「平成25年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」の2ページ目「ポイント1.青少年の携帯電話・スマートフォンの所有状況」の資料を元に作成。
図1-2:内閣府「平成25年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」の5ページ目「ポイント4.青少年のインターネット利用状況-2(携帯電話・スマートフォン)」の資料を元に作成。
なんと平成25年のスマートフォンの所有率が平成22年に比べて約20倍a>に増加しているのです!(図1-1参照)
また、スマホ利用時間も30分未満の人が減ってきているなど、利用の長期化などが目立っています!(図1-2参照)

いじめの舞台か?SNS

現在、LINEやTwitterなどのSNSがネットいじめの現場になっています。

1.誹謗中傷の書き込み

これが一番多発しています。近年めざましい発展を遂げる「SNS」の力でしょう。
特に有名SNS、LINEなどでは「グループ」というチャットルームを作成することができるので、いじめの攻撃対象を外したグループが作られ、そこで悪口を書き込んでいくなどの悪質な手口も確認されており、特定の子どもの誹謗・中傷を書き込み、いじめにつながっている場合もあります。

2.個人情報を無断で掲載

掲示板やSNSなどに攻撃対象の個人情報を無断で掲載し、周囲の子に誹謗中傷のメールを送るように指図し、クラスからのいじめの対象になったり、その個人情報が悪意のある人物にわたってしまい、迷惑メールの被害に遭う事件も多発しています!

3.「なりすまし」をする

なりすまし 新しいいじめの手口として、攻撃対象の振りをし、その周りにいる友人などに誹謗中傷メールを送信して仲違いをさせようという手口があります。
いじめをするのはいつも子供であるから、物事の真相がつかめないまま入ってきた情報を鵜呑みにしてしまうことが多いのでしょう。
現在一番いじめが多発していると考えられている「LINE」なぜいじめが増えるのでしょうか?

「既読」いじめ

LINEの中では発信したメッセージを誰かが読むと、「既読」とつくサービスが実装されています。(図2-1参照)
それを原因にしたトラブルが多いようです。
ただただ、他人の投稿を読まなかっただけなのに殺人未遂までに発達する事件もありました。
ちなみにLINEの使用にあたってイラッとしたことの調査では、既読系のものが首位を占めています。(図2-2参照)
LINEについて(クリックで拡大)
LINEの仕組み LINEでイラッとすること 既読
図2-1:出典無し
図2-2:2ちゃんねる「LINEでされるとイラッとすることランキング 「既読になのに何で返事してくれないの?」と責められる」の1番コメントを元に作成。
図2-3:PC版LINEのスクリーンショット画像を個人情報を削除したものを加工。
いままでLINEでこのような経験がある人は冷静に考えて見てください。
相手だって常にLINEを監視できるわけではないのです。
また、既読にしない方も、一旦席を外すときはひと声かけるようにしましょう。

まとめ

あくまでも持論ですが、聞いていただきたいのです。
「いじめ」は子供が起こすものです。当たり前のことですね
とても些細なことから大きないじめに発展することがあるのも子供だからこそ、と思うのです。
「SNS」はなんでも加速させられるツールだと思うのです。
あなたは何を加速させているでしょうか?
「データ流通」を加速させる。「企業戦略」を加速させる。
「コミュニケーション」を加速させる。
つまり、ネットいじめも、「いじめ」が加速したものなのです。
「SNS」は全く悪くはありません。
スマホを持って大人に背伸びしたい気持ちもわかります。
でも、背伸びする方向を間違っていませんか?
ストレスが溜まって、むしゃくしゃして、しまいには「いじめ」というくだらない集団心理に流されて。
あなたは見かけは大人に近づいていますが、心は如何程でしょうか?
もう一度見直してみてください。
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