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ネットの「これから」
ネットの「これから」 ビッグデータという言葉を聞いたことは有りますか?
ビッグデータはその名の通り、「巨大なデータ」です。
データはよく資料や情報と訳されます。
そんなビッグデータ、それはもう大きくて見上げようと思っても、先がないのです。
では、まず最初に地球に存在するデータの大きさを見て行きましょう。

地球に存在するデータの大きさって・・・?

人類の黎明期から2003年頃までのデータの大きさをご存知でしょうか?
古代文明の壁画から平安時代の日記など細かいものまで含めると、 実に「5エクサバイト」つまり5,000,000,000,000,000,000バイトにもなるのです。
1バイトが英数字1文字分に相当するので実に500京(5,000,000兆)文字分にもなり、通常のCDに入れて積み上げると実に86万km!!
地球20周分と、大分高いタワーが出来そうです。
でもこれは序の口。
2012年現在、世界のデータを集めるとなんと先ほどの5エクサバイトの500倍にも相当する2.7ゼタバイト!! 2.7ゼタバイトというのはしっかりと言うと、2,700,000,000,000,000,000,000バイトという途方も無い数になってしまいます。
これを先ほどと同様に、CDを積み上げてみるとなんと460万km!!
なんと地球115周分です!!
もう桁が多すぎてよくわからなくなってきましたが、現在の地球にはこんなにも多くのデータが存在するのです。 この爆発的なデータの増加に深く関わっているのが、インターネットの発達です。 その発達に伴い、ウェブページの総数は爆発的に増加しました。
こんなにも大きなビックデータは、私達の力では到底解析できるものではありません。
そのために一部のIT企業はしのぎを削ってビックデータを解析する技術を開発しているのです。

ビッグデータの活用方法

こんなに大きなデータの塊に注目し、開発競争が起きるぐらい活発なのはきちんとした理由があるのです。
ここではそんな巨大なビックデータの使い方を会話形式でご紹介致しましょう。
付近の地図-1(クリックで拡大)
付近の地図-1
上司 じゃあ、トラックAは「a社」に、トラックBは「b社」、トラックCは「c社」、トラックDは「d社」に荷物を運ばせるとしますか。
部下 了解しました!では早速!
~~30分後~~
付近の地図-2(クリックで拡大)
付近の地図-2
部下 大変です!b会社に余分な荷物まで届いてしまってます!トラックBに取らせに行きましょう!
上司 まあ落ち着け、ほんとにそれはベストな選択だと思うかい?
部下 まあ。それは・・・、一番近くを走ってますし・・・
上司 まだまだ甘いなぁ こういう時こそビックデータの出番なんだよ。
まあ見てなって・・・ほら、ビックデータから取れた情報だと、トラックB周辺はものすごい渋滞じゃないか?
部下 ホントだ・・・
上司 他にも沢山の情報がビックデータから手に入るぞ!
各トラック周辺の渋滞状況の予測とか、どれくらい坂道があって燃費に悪いのか、各トラックの積載情報とか・・・
これらを統合すると、トラックCに取りに行かせたほうが何倍も効率がいいぞ!
部下 なるほど!ビックデータの活用で事業の効率化が図れるのですね!

モノのインターネット「IoT」とは

SF映画などで、黒幕の人がコンピューターに何か入力して、この世にある有象無象を動かしたり、爆破したり・・・
さて、みなさんはこのようなことが起こるわけないだろう? とか思ってませんか?
実はこの技術が近い未来に実現されるかも知れない(もちろん爆発はしませんが)ということを・・・

IoTというのを皆さんご存知でしょうか?
そのまま、アイ・オー・ティーと読みます。
世の中には「モノ」が溢れかえっているのはもうご存知でしょう。
こんなに世の中にあふれた「モノ」はもっと有効活用できないものなのでしょうか?
答えはYesです。
今現在急速に発達を遂げているインターネットを活用し、モノに対し各種センサーを付けてその状態を監視したり、モノをコントロールしたりすることにより安全で快適な生活を実現できるIoTは「Internet of Things」、つまり「モノのインターネット」と呼ばれているのです。
ちなみにあらゆるものがネットにつながっている社会を「ユビキタスネットワーク社会」とも呼びます

IoTの仕組み

モノは直接インターネットに繋ぐことはもちろんできません。
なので、IoTを実現するために必要なモノ。それは小型の「無線通信モジュール」です。
無線通信モジュールと言うとわかり難いと思いますが、要するに無線通信をするための機能です。
使用される無線の技術は「IEEE802.15.4(アイトリプルイー801てん15てん4)」と呼ばれる、奇妙な名前ですが無線LANにも使用される技術です。
けれども、無線の技術だけあってもインターネットに繋ぐことはできません。
そのために使用されるのが「ゲートウェイ」と呼ばれるものです。
ゲートウェイは先ほど紹介したIEEE802.15.4をインターネットに接続するため変換する機能をもっています。
IoTは「ゲートウェイ」を通して初めて遠隔操作ができるようになったり、情報が送信できるようになるのです。

IoTの今後の課題

床発電 モノに取り付けるためには小型であることは必須です。
そのためには持続的に装置に電気を送れるバッテリーが必要になってきますが、充電を行わなければなりません。
そのためにただいま研究が進められているのが「エナジーハーベスト」なのです!
エナジーハーベストとは環境エネルギーの活用のことを指します。
「エナジー」は「エネルギー・力」、「ハーベスト」は「収穫」といった意味があります。
種類としては光エネルギーを使う光発電、足音などの振動エネルギーを再利用する振動発電、あらゆる熱を電気に変える熱発電などが主に研究されています!
Bくんへえ~、なんだか難しいような気もするけど、実現されたらとても便利になるようなきがするなぁ
Aくんそうだね、でも、色々なものがネットにつながると、その分個人情報の流出とかが気になってくるね!
Bくん IoT技術とともにセキュリティも向上するといいね!
次はネットのできることをを見てみよう!
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