Space Debris ~秒速8kmの先へ~

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デブリを除去しよう

除去システムまとめ

ここは、デブリを除去する小型衛星のシステムのまとめやそこに存在する問題点を知ることできる章です。

現在、実証実験が終わっている、または実証実験を行うめめど明確にたっている除去システムはASTROSCARE社の「BOYとMOTHER」のシステムであったり、GOSSAMERがあげられます。


このふたつともある程度大きいスペースデブリ、つまり原型をほとんどそのまま留めている、運用を停止した人工衛星を対象としてます。


また、対象物に近づきドッキングし、大気圏に突入させる点も似ていますね。

なぜ大気圏に突入させる方法が最も主流なのか、や手っ取り早くするために爆発せればいいじゃないか!と疑問に思う方も多いかもしれません。


もし爆発させると、デブリはさらに小さなデブリ(しかも数が数倍に膨れ上がる)となりデブリクラウドを形成してしまいます。

これは先ほどの章でも述べたように、観測ができないため非常に危険です。
ですから、完全に消滅させるのに爆発は使えず、大気圏に突入する際の空気との断熱圧縮による加熱でデブリを消滅させるしかないのです。(あまりにも大きいものだと大気圏突入後も残ってしまう可能性がある ので大きさにも規定があります。)


調べて考えたコト

世界に先駆けデブリを除去する必要性を唱え実行する民間企業のASTROSCARE社は本当にすごいと思います。

このようなビジネスに参加できる企業がより増えるといいですよね。

将来、レーザーなどで完全にデブリが蒸発するようなシステムや、デブリを回収し資源をリサイクルできるようなシステムが開発されると、デブリ除去システムにも多様性が生まれ、デブリを除去するというヒビジネス確立されるかもしません。

それは人類にとって、デブリを除去でき経済も発展できる一石二鳥な未来なのかもしれませんね!