れいら:とりあえず
れいら:デブリを出さないことを考えてみよう。
流星:うーん…そうだなぁ
流星:なにかできないかなぁ…
デリブー:ブゥーー!!
れいら:あ!デリブー!
れいら:デリブーも一緒に考えようよ!
デリブー:考えるブーー!
れいら: デブリを出さないためにはブレークアップの問題をなんとかする必要があるよね
流星:ブレークアップってロケットの中に残った燃料に衝撃が加わって爆発するんだよね?
れいら: うん
流星:じゃあさーその燃料を少なくすれば?
流星:余っちゃうから爆発するんでしょ?
デリブー:ブゥーー!!
流星:うわっ!!なんだよデリブー!
デリブー:そんなことをしたらそもそも衛星がたどりつけなくなるかもだブー
れいら: あー…そっかぁ…
れいら: そうしたら、その衛星がデブリになっちゃうのかぁ
流星:地球に落ちたら、さらに大変だ!
れいら:じゃあ燃料を外に出しちゃえば?
れいら: そうすれば爆発は起きないよ
デリブー:それが今 ブレークアップ対策として主に行われてるみたいだブー
流星:でも、その燃料はどうなるんだろう?
流星:宇宙で漂い続けるのかな?
デリブー:ブー…(たしかに)
れいら: それなのに今、行われてるの?
れいら: なんか納得いかないなぁ
流星:他に何か燃料がないか調べてみるね
れいら: ありがとう!
・ ・ ・ ・ ・ ・
流星:あった!あったよ!
れいら: 本当!?
流星:えーと…デブリ低減…固体推進薬?
流星:っていうのがあるよ!
デリブー:どんなものブー?
流星:ロケットが進むときに出る燃えカスがデブリにならないんだって…
れいら: でも、残っちゃったらどうするんだろう
れいら: やっぱり外に出すしかないのかなぁ
デリブー:それじゃあ
デリブー:その燃料使い切ったらどうブー?
流星:どうゆうこと?
デリブー:燃料がなくなるまで動き続ける自動システムどか、そうゆうのを作ったらどうブー?
流星:なるほどー!
れいら: その燃料で地球に戻ってくればいいんじゃない!?
流星:おぉ!!
流星:れいらナイス!
デリブー:リサイクルもできるブー!お財布にも優しいブー!
れいら: なんだかブレークアップの問題は解決できるかもね!
流星:でもさぁ
流星:デブリって衛星を切り離す時にもできるんだよね?
れいら: あぁ、そっかぁ… 衝撃をあたえるんだもんねぇ
流星:衝撃を与えないで切り離せないかな?
デリブー:おいら、いいこと知ってるぶー!
れいら: え!なになに!?
デリブー:『形状記憶合金』っていうのがあるブー!
流星:なにそれー!
デリブー:もとの形を覚えてる賢い金属なんだブー
デリブー:金属を曲げても電気を通すと元の形に戻るんだブー!
流星:スゲェ!
流星:じゃあそれをロケットを切り離す部分につかえば…
れいら: 衝撃はいらないね!
デリブー:デブリも出ないブー!
れいら: こういうのが将来使われていくといいね!
れいら: それにしても
れいら: デブリって本当にすごい威力だよね
流星:拳銃の8倍の速さだろ?
流星:当たったらひとたまりもないよ!
れいら: こんなデブリから守ることなんてできるのかなぁ
流星:国際宇宙ステーションはホイップルバンパーを使っているよね
デリブー:そうゆうので他になにかできないかブー…
流星:ぶつかって壊れるなら
流星:デブリがぶつかる前にデブリを壊しちゃえば?
れいら: ナイスアイデア!
デリブー:攻撃は最大の防御だブー!!
れいら: なにかいい方法ある?
流星:実はさ
流星:いいの知ってるんだ
れいら: えー!本当!?
流星:ミサイルをレーダーで感知して
流星:防弾版をとばしてミサイルを先に壊してしまう戦車があるんだ
流星:これデブリの対策に応用できそうじゃない?
デリブー:確かに使えそうだブー!
れいら: でも、これ逆にデブリが増えちゃうんじゃない?
流星:それなら、デブリに凄く柔らかい素材をあてて減速させればいいんじゃない?
流星:もし、デブリが素材を突き破っても、デブリは柔らかい素材につつまれて
流星:そんなに威力がないものになるよ
流星:減速+柔らかさでだいぶ威力がなくなる!こんな感じ
れいら: なるほど!
流星:それと
流星:また戦車でつかわれているシステムなんだけど
流星:二重構造の防御壁の間に、超高電圧の電流を流してミサイルを気化させる方法もあるんだ
れいら: それってISSの防御壁とどう違うの?
流星:ISSの防御壁は、熱の通りやすい金属をつかって、デブリがあたった時に生じる運動エネルギーの熱でデブリもろとも溶かしてしまうんだけど
流星:これは、電圧で気化してしまうんだ
流星:こんな感じ
れいら: なるほど!
デリブー:デブリで応用できそうだブー
流星:あと、またまた軍事系でつかわれているやつで
流星:米軍のプラズマシールドがあるよ
デリブー:それはどんなものなのブー?
流星:広範囲のスタングレネードみたいなのだよ
流星:そのプラズマ波の領域に入った者をひるませるんだ
流星:このプラズマを超高電圧の電磁波とかにできたら
流星:電磁波の域に入ってきたデブリを気化させることができるんじゃないかな
流星:こんな感じで
流星:まだ技術的な面で難しいけどね
デリブー:お…おそろしいブ…
流星:でも実現したら凄いだろ!
れいら: デブリから守るためには
れいら: デブリを観測することも必要だよね
れいら: そうすれば避けることもできるし
流星:うん
れいら: 私考えたんだけど
れいら: 広範囲のレーダーをもつ小さな衛星を、高度ごとに飛ばしたらいいと思う
れいら: そうすれば 今まで観測できなかった小さなデブリも観測できるようになるよ
流星:いいね!
デリブー:たくさん案がでたブ!
デリブー:次はデブリを減らす対策を調べてみるブー!
流星:実験もすごくいい案だったよね
れいら: うん!
れいら: でも、他のも考えてみようよ!
デリブー:おいら
デリブー:さっきの防御のところででてきた柔らかい素材を当てる対策
デリブー:減らすことでも使えると思うブー
流星:どうして?
デリブー:デブリが減速することでデブリが落下することができると思うブー
れいら: それなら
れいら: ガスとかをデブリに吹き出してデブリを減速させることもできるんじゃない?
デリブー:実はそれ
デリブー:ボーイング社が開発したみたいだブ
デリブー:不活性のガスを噴射して減速させるみたいだブ
デリブー:秒速8kmのデブリを0.2kmまで減速させることが可能みたいだブ!
流星:すごいねぇ
流星:他にも将来、色々な対策が出てくるといいなぁ
れいら: きっと出てくるよ!もしかしたら、私達が開発するかもよ!
デリブー: それはすばらしいブー!!
流星:いままでいろんな対策が出てきたけど
流星:どれも大きな装置が必要だよね
れいら: うん
れいら: ロケットで飛ばすには、ちょっとコストがかかりすぎる気がする
流星:だからなかなか実現しないのかなぁ
デリブー:宇宙エレベーターがもし開発できたら
デリブー:これらの問題が全て開発できるブ!
流星:なんで?
デリブー:宇宙エレベーターが作られたら宇宙に何かを持っていくときにわざわざロケットを打ち上げなくても大丈夫だから
デリブー:コストが凄くカットできるブ!
デリブー:それにもしかしたら
デリブー:動かなくなった衛星を宇宙エレベーターに乗せて
デリブー:逆に宇宙から地上へ運ぶこともできるかもしれないブ
れいら: 修理も簡単にできるようになるから
れいら: そもそも故障する衛星も減るかもね
流星:デブリを減らすためには、まず宇宙エレベーターの開発をすすめるのが近道なのか!
デリブー:宇宙エレベーターの完成は2050年ごろだといわれてるブ
流星:たのしみだなぁ
れいら: もし宇宙エレベーターができたら
れいら: 私達も簡単に宇宙へ行くことができるようになるかもね!
デリブー:それは凄い魅力的だブ!