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 レンズは、カメラの性能を引き出す女房役!!
 
 

 カメラ本体を変えても大きく写真の印象は変わりませんが、レンズを変えれば劇的に変わります。 そして、良い写真を撮るにはそれぞれのレンズの特徴を知ることが大切です。レンズには高価なものが多いですが、高価なレンズは長く持つので、高価なものを数個持っているほうがいいかもしれません。しかし、レンズはカビが発生することもあるので手入れをしっかりすることが重要です。また、レンズはカメラ本体と同じ規格でないと使えないので気を付けてください。 画角は、超広角レンズ、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズの順に狭くなっていきます。

 
 レンズは焦点距離を変えられるかでは2種類に分類
 
短焦点レンズ
 

 焦点距離が変えられないレンズのことを単焦点レンズと呼びます。ピントが合う距離が最初から決まっているため、拡大するときは撮影者が自ら動く必要があります。ズームレンズの方が便利に思えますが、単焦点レンズはF値が小さく明るいものが多いため、夜間や室内などの暗い場所を撮ることができますし、綺麗なボケのある写真が撮りやすいです。単焦点レンズはズームレンズに比べて安価で買いやすく50mmの焦点距離のレンズが人気です。 

 
ズームレンズ
 

 一定の範囲で焦点距離を変えることのできるレンズのことを、ズームレンズと呼びます。最初にカメラとセットになっているレンズには殆どこれが入っています。ズームレンズは構図を作りやすく、一本持っているだけで様々な表現をすることができます。しかし、ズームレンズはF値が大きめで暗いレンズという欠点もあります。明るい写真を撮りたい場合はカメラの設定などで明るさを補ったり、光を多く取り込むことで調節することが必要です。

 
 レンズは役割で5種類に分類
 
標準レンズ
 

 焦点距離が50mm前後のレンズのことを標準レンズと呼びます。一番人気なズームレンズで初心者向けレンズキットのセットによく入っています。焦点距離50mmで撮影した写真は、人の視野とほとんど同じで、自然な写真を撮ることができます。写真を撮った際、「見たままとれない」というのはよくあることですが、このレンズではそのようなことが少ないです。基本的にどんな撮影でもそつなくこなしてくれるレンズなので、様々な場面で活躍できるレンズです。 

 
広角レンズ・超広角レンズ
 

 焦点距離が28〜35mm前後のレンズのことを広角レンズと呼びます。50mmに比べて撮影できる範囲が広く風景写真を撮るのにうってつけです。室内で使うと部屋の殆どを一枚の写真に収めることができます。広い画角でダイナミックな撮影ができます。広角レンズには極端に遠近感をだせるパースペクティブ効果と画面に映るすべてにピントを合わせられるパンフォーカス効果があります。焦点距離が24mm以下の普通の広角レンズより画角の広いレンズを超広角レンズと呼びます。広角レンズより極端な遠近感があり、迫力のある写真を撮ることができます。グッと引き込まれるような写真になるので、大きな被写体を撮ってみると面白いです。  画角が広いので、自分の足などの写したくないものを気づかずいれてしまうことがあるので気を付けましょう。また、広角以上に遠ざかって見えるので近づくことを意識しましょう。

 
魚眼レンズ
 

 画像が丸く歪み広い範囲を撮ることができるレンズのことを魚眼レンズといいます。人には見ることのできないだいたい180度の景色を写すことができます。使い方の工夫で今までになかったような写真も撮れるかもしれません。また、建物や風景を撮るのも面白いですが、人や動物の顔を撮ったりするのも面白いです。魚眼レンズには対角線魚眼と円周魚眼の2種類あります。ですから、購入する際はどちらのタイプなのか確認が必要です。

 
望遠レンズ
 

 焦点距離が200mm〜300mm前後のレンズのことを望遠レンズと呼びます。一般的には焦点距離が200mm、300mm、400mmと望遠域が大きくなるにつれて、レンズの価格が上がっていきます。標準レンズなどと比べると、その望遠域は一目瞭然です。遠くにあるものを引き寄せ大きく写すことができます。ですから、人物写真の撮影に適していて、撮影者を意識させることのなく人の自然な表情を撮ることができます。また、近づくと逃げてしまう動物などを撮ることにも適しています。

 
マクロレンズ
 

 小さいものにピントを合わせて大きく撮れるレンズのことをマクロレンズと呼びます。マクロレンズのボケはとても綺麗で、虫や花などを近距離で画面いっぱいに写すことができます。しかし、撮影していてぶれたときに大きなブレになってしまいます。標準マクロレンズ、中望遠マクロレンズ、望遠マクロレンズの3種類あります。それぞれ焦点距離が違うので、撮りたいものに合わせて使いましょう。 

 
               
   
     
   
       
   
   
   
   
   
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