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 ピクチャーコントロールを扱えれば、上級者!
 
 ピクチャーコントロールとは、変更することで、写真全体の色味や明るさなどが設定されるものです。簡単に言うと、撮る前に行う仕上がり設定のようなもので、だいたいのデジタル一眼レフにあるものを説明すると、スタンダード、ニュートラル、ポートレート、風景、モノクロームがあります。ここでは、この5つのピクチャーコントロールがどのような効果が出るのかを説明します。
 
 
 まず、スタンダードとはどんな場面や場所でもいい感じに撮れる機能です。どんな時でも使えるオールマイティーなピクチャースタイルなので、とりあえず、常にこのピクチャースタイルにしておいても大丈夫です。
 次に、ニュートラルです。ニュートラルとは、言葉の意味通り、見た目に近い色合いや明るさなどで撮れるため、自然な雰囲気を出すことができます。このピクチャースタイルのスタンダードと違う部分は、スタンダードより効果が少なく、よりレンズを通したままの写真の仕上がりになる、ということです。
 次に、ポートレートとは、全体的に柔らかい雰囲気に仕上がるピクチャーコントロールのことです。主に、人の肌をなめらかなで透明感のあるように仕上げ、建物や、人以外のものも柔らか井雰囲気になります。女性を撮る時や、かわいらしい物を撮る際にはこのピクチャーコントロールを使うとよいです。
 次に、風景とは、被写体の色をより濃く、深みのある色に仕上げてくれるピクチャーコントロールのことです。例えば、森や緑はさらに深い色になり、生き生きとした雰囲気が出ます。風景だけでなく、人物写真に使っても同じ効果を得られるため、イメージとしては、そのものの色をより強くする、という感じになります。そのため、少し硬い感じのする写真になります。
 最後にモノクロームです。モノクロームとは、白黒だけのことを表すのではなく、セピアなどの1つの色の濃淡で表現したことを言います。このピクチャーコントロールはほかのピクチャーコントロールと違い、単色での表現になるので余分な情報がなく、すっきりとした印象的な写真になります。シンプルでかっこいい雰囲気だけではなく、温かい雰囲気の写真も撮れますが、被写体を選ぶピクチャーコントロールでもあるので、色がついていたほうが表現がひろがる写真の場合は使うのは控えましょう。また、カラーで撮影した写真はモノクロームにできますが、モノクロームで撮影した写真はカラーには戻せないので、こんな雰囲気になるかな?という目安として一度撮ってみて、カラーでも撮っておくというのも良いかもしれません。
 ピクチャーコントロールは自分好みに変更することも可能なので、慣れてきたらオリジナル設定を作ってみても面白いかもしれません。
 
               
   
     
   
       
   
   
   
   
   
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