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 ギラリと渋い写真を!
 
 
 ローキーとはシャープな写真に仕上げたいとき、明るい写真ではなく暗い写真にしたいときに使う技法のことです。この技法は露出の基本となるもので、シャープで重圧感のあるカッコいい写真にすることができます。ですから、被写体は男性、蒸気機関車、工場など堅いものや重いものが向いてます。ほかにも明暗の差や撮りたい部分がハイライトである場合にも向いています。シルエット写真にも使われるので撮影方法の代表的な存在です。撮りたい写真にメリハリがないときでもハイライトがあればそれをポイントとしてローキーを撮ることができますが、完全にフラットな光線状態の場合だと、ただの露出アンダー写真になってしまうので注意が必要です。
 
 そのローキーを逆光の中で撮影したものが、ギラリです。ギラリは太陽の光が列車の側面や、線路、水面に反射しているときがねらい目です。この普通なら強すぎる光をローキーで撮影することによって、ドラマチックな表現やシャープな表現にすることが出来ます。
 
 この手法は、暗い部分が完全な黒になるまで露出補正をマイナスにしたほうが効果的な写真が出来ます。また、黒くすることによって周りにある余計なものも消えるのですっきりした写真になります。ギラリを撮るとき、ホワイトバランスはくもりや日陰など太陽の色がより濃く見えるものの方がいいです。ギラリを撮影しようと思ったら、太陽の光が反射する場所を見つけることからはじまります。太陽は案外動くのが速く、反射位置がすぐに変わってしまうので見つけたらすぐに撮影をはじめましょう。光が反射しているものを見つけるのは大変かもしれませんが、建物などでも撮影することは可能なのでたくさん撮ってみてください。
 
               
   
     
   
       
   
   
   
   
   
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