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 葉っぱは逆光で美しくなる
 
 
 逆光で写真を撮影するとき、使ってみたいのが透過光です。透過光とは、薄い葉っぱや、ボトルや瓶、ステンドグラスなどの色のついたガラスなどを通した光のことで、簡単に言うと透けるものを逆光で撮るということになります。光源が画面の中に入りますが、光源とレンズの間には物体が入ることになるので、強い印象にはならず、むしろ柔らかい印象の写真になることが多いテクニックです。光を通す被写体は、順光で撮影するより逆光で撮影することで立体感や、その場の空気感がでるので、印象的に見せることが出来ます。さらに、葉っぱなどの薄い被写体が部分的に重なると、一部分が少し濃い色になったりして、鮮やかな印象を持たせる子ともできます。
 
 透過光を利用して撮影する場合、被写体に合わせて露出補正などを変える必要があります。例えば、グラスや瓶を撮影する際は、光源の光を強め、露出補正はやや高めで撮影すると、ボトルや瓶の形や色がはっきりと見えるのでおすすめです。ボトルや瓶の中身はやや暗く見えがちなので、鮮やかでさわやかな透明感を出すにはやや明るめに撮影してください。また、ステンドグラスはだいたい室内で見ることが多いと思います。室内が明るいときは露出補正をマイナスにし、ステンドグラスの明るさを損なわないように注意しましょう。室内が薄暗いときも同様で、よりステンドグラスの光や色を印象付けるためには、露出補正をマイナスにすることで、よい写真になると思います。透過光が重なることで、色は鮮やかさを増していきます。身近な例でいうと、紅葉などが1つにあげられます。木を遠くからとることだけでなく、葉っぱの一枚一枚の重なりを逆光で撮ることで印象的な写真が出来上がると思います。
 
               
   
     
   
       
   
   
   
   
   
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