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 屈折する魅力を再発見!
 
 
 宙玉レンズというのは、ガラスなどの玉が屈折してそのなかに後ろの背景が映り込んでいて、不思議な雰囲気の写真を撮ることが出来るレンズのことです。背景はボケているので見えません。また、屈折を利用するので、写りこむ景色は実際とは逆になります。レンズが売っているのでそれを買うのが早いかもしれませんが、買わなくても宙玉レンズのような写真は撮ることが出来ます。
 
 例えば、ビー玉でも同じような効果があります。光の屈折がされるもので丸いものならなんでもできます。ガラスだけでなく、自然界にあるのもでいうと、水滴も同じ役割を果たします。宙玉レンズを使わずに撮る場合のコツは、ガラスなど、背景が写りこむものにしっかりとピントを合わせることです。小さいもので撮ろうとするとピントを合わせることが難しいですが、しっかりあっていると景色がきれいに中に写りこんで、とても素敵な写真になります。また、撮影の際は、被写体に近くまで寄ることが出来るマクロレンズをお勧めします。宙玉レンズを使わずに撮ろうとすると条件的にも難しいですが、つくられた写りこみより自然な感じがして、日常の中にそこだけ違った世界があるような錯覚になります。
 
 わざわざレンズを買うのは嫌だけど、写りこみを体験してみたい、という人は実際に作ってみてはどうでしょうか。お菓子の空箱を使って簡単に作ることが出来ますし、作り方を紹介しているサイトもあります。かわった手法ですので、一度試してみてもいいとおもいます。不思議な世界観を感じることが出来ます。風景だけでなく、ある一つのものを写しこむという方法もあります。日常のものがいつもとはちがって見えるかもしれません。
 
               
   
     
   
       
   
   
   
   
   
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