自動運転車の現状

運転支援技術

現在、多くの車が事故防止を目的として様々な運転支援技術を導入しています。これは、自動運転車の実現への第一歩となる技術です。

衝突回避ブレーキ(AEB)
衝突の危険がある場合ドライバーに注意喚起をし、回避操作がない場合ブレーキ制御を行い自動的に減速または停止して衝突を回避します。
スバル アイサイト プリクラッシュブレーキ
ホンダ センシング 衝突軽減ブレーキ〈CMBS〉
日産 全方位運転支援システム 衝突回避支援コンセプト
マツダ アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
(アドバンスト SCBS)
トヨタ プリクラッシュセーフティシステム
ダイハツ スマートアシスト 衝突回避支援ブレーキ機能
三菱 e-Assist 衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)
スズキ デュアルカメラブレーキサポート
先行車追従機能(ACC)
高速道路で先行車に追従走行、渋滞時でも追従して減速、停止などのペダル操作を自動で行います。
スバル アイサイト 全車速追従機能付クルーズコントロール
ホンダ センシング ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉
日産 全方位運転支援システム ディスタンスコントロールアシスト
マツダ マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)
トヨタ レーダークルーズコントロール
三菱 e-Assist レーダークルーズコントロールシステム(ACC)
レーンキーピングアシスト(LKA)
車線の区画線を認識して、ステアリング操作が自動でアシストされ、車線の中央での走行を維持します。
スバル アイサイト アクティブレーンキープ
ホンダ センシング LKAS〈車線維持支援システム〉
マツダ レーンキープ・アシスト・システム(LAS)
車線逸脱防止
車が車線を逸脱しそうになった際、ドライバーに注意を促し、ステアリング機能をアシストして事故を防止します。
ホンダ センシング 路外逸脱抑制機能
日産 全方位運転支援システム レーンデパーチャープリベンション
マツダ 車線逸脱警報システム(LDWS)
トヨタ レーンディパーチャーアラート
車線変更システム
自レーンと隣接レーンを検出して車線変更を行います。

これらは車の「走る」「曲がる」「停まる」の3つの主要機能をシステムが自動操縦するものです。
測定などのセンシング技術の引き上げによりこれらを統合的に同時に制御できるようになった時、高度運転支援システム(ADAS)へ進化します。

また、私たちは日産のグローバルギャラリーに取材に行きました。そこでの様子は日産自動車の自動運転を見てください。

各国の自動運転実現へ向けての取り組み

アメリカアメリカ
Googleによるグーグルカーの公道走行試験開始の意向を示しています。また、カリフォルニア州では自動運転に関する法律が施行されました。(ただし、レベル4の公道走行は認めていません。)さらに、ネバダ州ではレベル4も特別な免許を持つドライバーがいることを前提に公道試験を許可しました。
また、テスラが完全自動運転を可能にした車を開発中です。
イギリスイギリス
運輸省が自動運転技術の実証実験を実施予定です。また、無人運転以外の自動運転は国内の特認・基準緩和制度等により走行可能とするプロセスを明示予定です。
ドイツドイツ
ベンツがフランクフルトで自動運転車(ドライバーあり)で約100km公道を走行しました。自動運転車はドライバーありを前提に国内法の特別扱いで認可されています。
日本日本
日本では、政府が自動運転技術を推進する方針を立てています。しかし上で述べた各国と比較して、具体的な法整備の構想がない、公道走行試験の見通しが立っていないなど、自動運転技術の実現にはまだまだ課題が多いのが現状です。
←BACK 自動運転について 関連:日産自動車の自動運転
NEXT→自動運転車の課題

ページ上部へ戻る↑