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UDの対象

~言語の違いに対するUDを扱ったページです~
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言語の違いに対するUD

 最近の国際化が進んだ日本社会では外国人旅行者の数はどんどん増えてきており、その数は2000万人に達しました。さらにインターネット技術も発展し、世界中の人がWEB上の情報を見るようになりました。このように、私たちが外国の文化に触れる機会は日に日に増加しています。2020年には東京オリンピックの開催も予定されていて、外国人旅行者がこれから増えていくのは間違いないでしょう。
 国際化が進む中では、言語や文化の違いは大きな障害になります。言語の問題を解決するために空港や公共施設では、案内板の表示を日本語だけでない多国語表記にすることで対応しています。その多くは日本語と共に英語の表記をしてあります。しかしこの対策は、すべての人に対して使いやすくしているという訳ではありません。例えば日本語と英語での表記しかなければ、中国語や韓国語の使用者にとってみればその対策の意味はありません。この問題をUD七原則の一つ、公平性の観点から解決しようとした場合、だれにでも理解できる図での説明をすることが有効になります。この手法もすでにいろいろな場所で取り入れられています。簡単なピクトグラムを使用した案内板や説明書、これらは言語にとらわれない情報伝達を可能にします。言語による伝達ほど詳細な情報が伝わらないのが難点ですが、言語と図の組み合わせによって、UDを考慮しながら情報の質も損なわない伝達が可能になります。ただ図を考案する際には、その地域、国でしか伝わらないローカルな前提が関わっていないか気を付けなければなりません。
 関連して、外国人だけでなく様々な人を対象にした観光の中にUDを持ち込もうという提案を国土交通省観光庁が行っています。これを観光のユニバーサルデザイン化、またはユニバーサルツーリズムといいます。観光の中で何らかの配慮が必要な旅行客を外国人旅行者も含め九種類挙げ、それぞれに対応した解決策の提案や過去の事例を紹介することでユニバーサルツーリズムの普及と促進をおこなっています。

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