トップページ
UDとは?
身近なUD図鑑
活動記
学習コンテンツ
サイト情報
身近なUD図鑑>エレベーター

身近なUD図鑑

~私たちの近くにある身近なUDを掲載しています~

エレベーター

 駅や複数階層ある建物などの公共の施設に多く、最近では自宅用に設置する機会も増えてきているエレベーター。階を移動する手段として非常に便利であるといえるでしょう。しかし、ベビーカーやキャリーケースなどの大きな荷物を抱えている人や、車いすを利用者している人にとってエレベーター内はたいへん狭いために方向転換がしにくく、入ってきた向きのまま後退して降りなければならない場合があります。これを解消するために、後ろが見えるようにエレベーター内に鏡を設置したり、降り口が乗り口の向かいにして前向きに入ってきた状態のまま前進するとエレベーターからスムーズに降りられるようにしたりといった工夫がされていることがあります。

学校のエレベーターを見てきました

 私たちの学校は、既存の校舎と新校舎に、エレベーターが一つずつあります。そこで、学校のエレベーターにある工夫を見てきました。

新校舎のエレベーター

新校舎に設置してあるエレベーターの外観です。 エレベーター内に設置されている鏡です。 エレベーター外の操作ボタンです。

エレベーター内の手すりと操作ボタンです。
エレベーター内のモニターです。音声による案内もあります。
 エレベーターのボタンは押しやすく、車いすに乗っている人の高さにも対応していることがわかります。

既存のエレベーター

既存の校舎に設置してあるエレベーターの外観です。 エレベーター内に設置されている鏡です。 エレベーター内に設置されている操作ボタンです。 写真はありませんが、車いす用の操作ボタンも装備してあります。

エレベーター内の手すりです。

 上の写真と説明からわかるように、エレベーターの設備は既存のものと新校舎のものであまり変わらないように感じます。
 それ故、エレベーターは比較的早期からUDに対応しているということがわかります。
 ですが、高齢者体験や車いす体験をしてみたところ、新校舎のエレベーターの方がピクトグラムなども多用されていて、音声による案内もあり、使いやすいように細かく改良されていることがわかりました。

私たちの考え

 小さくない駅であれば、このようなエレベーターはよく目にすることができます。私自身、旅行用の大きな荷物を持っている際に、入り口と出口が向かい合った位置にあるエレベーターを利用したことで不自由なく移動することができた記憶があります。
 また、病院のように車いす利用者が多く訪れる施設では、多くの場合鏡が備え付けられているように思いました。鏡を一つ取り付けるだけの少しの工夫で便利になるのだから、このような取り組みがもっと世間に広まっていけば良いのではないかと感じました。

戻る
Copyright(C)2016 Design For All All Rights Reserved.
このサイトは第19回全国中学高校Webコンテストに参加しています。
このサイトは制作者の可能な限りユニバーサルデザイン(UD)に配慮しています。