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カモメと学ぶ伝統芸能 まとめ


ここまで伝統芸能を「歌舞伎」「狂言・能」「尺八・箏」「日本舞踊」「長唄」の5つに分けて学習してきました。
みなさん、よく理解していただけたでしょうか?
まず、5つの伝統芸能についておさらいしましょう!


歌舞伎…9世紀頃の「念仏踊り」を起源に持つ日本の伝統的な演劇の一つで、舞台に多くの仕掛けが施されています。

狂言・能…奈良時代に中国から伝わった散楽が元となった演劇です。狂言は喜劇、能は悲劇を題材にしています。

尺八・箏…尺八は、日本の竹製管楽器の一つで長さが1尺8寸ということからこの名前になりました。
箏は、奈良時代に中国から入ってきた、「こと類」に属する弦楽器です。

日本舞踊…「古事記」に出てくる神話が起源と考えられている舞台芸術のことで、歌舞伎からきたものや舞からきたものなど様々な種類があります。

長唄…17世紀前半に上方から江戸にもたらされた伝統的な音楽で、歌、細棹三味線、お囃子に分かれて演奏します。


みなさん思い出せましたか?
それぞれについて確認したところで、今度は伝統芸能全体として振り返っていきましょう。

その道のプロのみなさんのお話にもあったように、伝統芸能は基本的に『口伝』という手法で伝えられてきました。
そして、遥か昔からずっと残ってきた伝統芸能は、形を変えながら現在も私たちのそばにあります。
私たちは気付かないうちに伝統芸能に触れていて、私たちの感性はすべて伝統芸能に通ずるところがあると言っても過言ではありません。
私たちはいつのまにか、伝統芸能からたくさんのことを学んでいたのです。

しかし、そんな伝統芸能は今、後継者不足という問題を抱えています。
このままでは、世界に誇れる「日本の心」が失われてしまうかもしれません。
それでよいのでしょうか?
未来の日本人が、長い間日本で伝えられてきた美しい心やものを知らないという事態を招いてもいいのでしょうか?

それを止められるかどうかは、私たち若い世代にかかっています。


このWebページ「カモメと学ぶ伝統芸能」によって、みなさんの頭の片隅に伝統芸能を守らなければという思いを少しでも残してもらえれば嬉しいです。

ご覧いただき、ありがとうございました!

このサイトは、第19回全国中学高校Webコンテストに応募し、セミファイナリストに選ばれています。


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