「よしよし、かわいい小犬じゃ。おまえを小金丸と名づけよう。」
殿さまは小金丸をそれはそれは大事に育てたのです。 小さかった小金丸も、立派に成長して、大変大きく、そしてかしこい犬になったのでした。 そして、狩りに行くときは、小金丸はいつでも殿さまにお供したのです。