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屋上・壁面緑化
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屋上緑化とはその名前の通り、建物の屋上やベランダに木や花などを植えることです。
また屋上だけでなくビルの壁やフェンスに、ツタなどを絡ませることもあります。
屋上緑化には、空気をきれいにするなどのいろいろな効果があります。
空気をきれいにする
車や工場の多い地域では、排気ガスや工場から出る煙による空気の汚れが問題にされて
います。木は排気ガスに含まれる二酸化窒素を葉から吸収することができます。
また、地球温暖化の主な原因である二酸化炭素を吸収し、光合成によって酸素に変え、
大気中に放出します。 これらのはたらきから屋上緑化で少しでも緑を増やすことで、空気をきれいにすることにつながります。
省エネルギー
建物の屋上や壁の表面温度は夏の暑いときには、50度〜60度まであがります。この熱は建物の中の温度にも影響し、冷房を強くすることにもなります。
ところが、植物の葉には水分を吸収し水蒸気として大気中に放出する機能があります。これは葉の表面温度が上がるのを防ぐ役目も果たしています。緑化をすれば、建物本体の温度を外の気温と同じくらいにすることができます。これにより冷房を強めなくても、快適にすごすことができます。
ビオトープ効果
屋上緑化をすればその緑に自然と虫が集まり、鳥や小動物も集まってきます。
ビオトープについては次のページで詳しく説明します。
他にも緑が増えるにより街の景観をよくしたり、目への負担をやわらげたり心を落ち着かせる働きもあります。