プラスチック


 プラスチックは毎年たくさん生産されていますが、ほとんどがゴミとして捨てられています。プラスチックの再生使用率はわずか1%しかなく、リサイクルがあまり進んでいません。そのため、再資源化されていないプラスチックは埋め立てられるか、焼却されるかで処理されています。 しかし、焼却すると焼却炉の壁にクリンカと呼ばれる燃えかすが残ったり、プラスチックの種類によれば燃やすと有害なガスを発生するものもあり問題点が多いです。
 プラスチックのリサイクルがあまり進んでいない原因として、プラスチックの種類の多さが挙げられます。
[ペットボトル]
ペットボトルの絵  ペットボトルの「ペット(PET)」とは、ポリエチレン・テレフタレート(Poly-ethylene terephthalate)の略で、プラスチックのひとつです。ペットボトルは、清涼飲料水やミネラルウォーターやお茶などの容器として使われています。「軽くて、丈夫」なので、たくさん消費されています。
 ペットボトルは分別回収して洗浄後、ペレット化されて植木鉢や、カーペットやスポーツグッズ、水きり袋などの繊維製品、枕などの詰めもの、包装材料など、さまざまな商品に利用されています。
 しかし、ペットボトルのリサイクル率は2%と極めて低いのが現状です。その上、リサイクルできるペットボトルは飲料用のものと、着色されていないものに限られています。

詳しくは、”ペットボトルのリサイクル”


[発泡スチロール]
 発泡スチロールは「ポリスチレン」というプラスチックです。スーパーやコンビニなどでは、食品を発泡スチロールのトレイに入れて販売しています。このようなトレイはリサイクルされ再生ペレットになり、使い捨てのお弁当の容器、トレイに再資源化されています。しかし、着色されているトレイから作ったペレットは、不純物が混じるため再生してトレイにすることができません。そのため、植木鉢などに利用されています。


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