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サーモスタット

温度を一定範囲内に保つために動作するスイッチを含む自動温度調節機構。最も簡単なものはバイメタルを用いたスイッチとヒーターとを組み合わせたもので温度が低いときにはバイメタルスイッチは閉じており高温になるとバイメタルが反ってスイッチが開き通電されなくなる。感温機構や発吸熱装置の種類、数、配置などにより、目的に応じた多くの種類がある。感温スイッチとしてはバイメタルのほかに気体の膨張を用いたダイヤフラム式や、半導体の特性を利用したサーミスターなどもある。サーミスターを用いたものにはたんなるスイッチ作用ではなく連続的な調整作用をもっものもありこれを用いたものも広い意味でのサーモスタットに含まれる。家庭用では電気アイロン、あんか、こたつ、ルームクーラーなどの電気器具のほか、ガスオーブンや石油ヒーターにも用いられる。工業用としては各種の炉、反応槽、恒温槽などに広く用いられている。恒温槽のことをサーモスタットということもある。