発電所の種類

  1. 原子力発電とその他の発電の違い
  2. 原子炉の仕組みの違い
  3. 沸騰水型軽水炉(BWR)
  4. 加圧水型軽水炉(PWR)
  5. 新型転換炉(ATR)
  6. 高速増殖炉(FBR)
  7. プラントの中での核分裂の様子

高速増殖炉

        
  1. 高速増殖炉
高速増殖炉(FBR)
 この原子炉は高速中性子をそのまま利用するもので、ウランをプルトニウムに変換する事を目的としています(増殖比を一以上にする)。燃料の大きさは高さ8mm、幅5mmの円柱状(約2g)をしています。冷却材にナトリウムを使用。ナトリウムは中性子を減速・吸収しにくく、熱を伝えやすいという性質があります。炉心の周辺は劣化ウランなどの燃料で囲みます(ブランケット構造)。この燃料中のウラン238がプルトニウム239に変わります。高速中性子をそのまま利用するものなので減速材はありません。原子炉で発生した熱は中間熱交換器で別の液体ナトリウムに伝えられます。ナトリウムの熱で水を蒸気に変えタービンを回して発電します。

新型転換炉

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