食 事
英国は、朝食はおいしいけれどその他はあまり・・・・
と言われているのを耳にしますが、
実際はおいしいものが沢山あります。 英国ではジャガイモ料理が一般的なようです。
フィッシュ・アンド・チップス
これは、英国で最もポピュラーなファーストフードです。 これは英国のどこに行ってもメ二ューにある料理だと
言えるでしょう。 この料理の作り方はとても簡単です。フィッシュは白身のコッド(cod)、ハドック(haddock)、
ワイティング(whiting)といった「たら」類が多く使われます。 それに小麦粉と卵をこね混ぜたこね粉をつけ、
たっぷりの油で揚げます。 チップスとは、棒状に切ったジャガイモをこれまたたっぷりの油で揚げたものです。
フィッシュ・アンド・チップスは紙(たいていわら半紙)に包んでカウンターに出され、小さな使い捨てのチップ・フォーク
をもらうか、あるいは何もなしで食べます。 紙から直接取り出して食べると一層おいしいそうです。
ロースト・ビーフ
英国の代表的なごちそうといえば、そう“ロースト・ビーフ”でしょう。
この料理はイングランドで非常にポピュラーだったので、フランス人は今でも英国人の事を「les rosbifs」と呼んだりするそうです。
ヨークシャー・プディングという塩味のシュークリームの皮のようなものは、ロースト・ビーフの付け合わせとして人気があり、
肉汁を絡めて肉と共に食べます。
スコーン
どこかの喫茶店に入ってティーセットを頼むと必ずといっていいほど紅茶といっしょに出てくるのがこのスコーン。
スコーンとは小さくて柔らかい菓子パンの事です。 スコーンにはクリームとジャムがそえられていてそれらをつけて食べると
なお一層おいしくなります。 紅茶との相性が抜群の食べ物です。
プディング
これも英国人に非常になじみの深い食べ物といえるでしょう。種類も100以上あり日本でプリンと呼ばれている
カスタード・プディングからフルーツケーキのようなクリスマスプディング、ひき割りトウモロコシから作った
プディングもあります。この“プディング”はことわざの中にも登場しています。
‘The proof of the pudding is in the eating.’
プディングのうまいまずいは食べてみればわかるという意味で、日本では“論より証拠”にあたります。
まとめ
上にあげた料理を見ても分かるように、英国人はぱっと見て素材がわかる料理、つまり目に見える料理が好きなようです。
パブでも、肉、野菜、と何なのかはっきりわかるような物が出て来て、英国人はそれを好んで食べます。