愛知県稲沢市
愛知県稲沢市シルバー人材センターからいただいた資料には以下のことが書かれています。
 稲沢市のしめ縄
 

 なぜお正月にしめ縄を飾るのですか?
 正月には、年神様が家々を訪ね、1年の健康と幸福を授けると言われています。この年神様を迎えるために「しめ縄」を飾ります。

 しめ縄の由来は何ですか?
 天の岩戸に隠れた天照大神(あまてらすおおみかみ)を、岩を引き明けて連れ出し、再びそこに入らないよう岩戸の前に「しめくり縄」をはった、という神話が、しめ縄の始めだと言われています。

 なぜ藁(わら)を使って作るのですか?
 農耕民族にとって、米の収穫は自然の恩恵、つまり「神」のご加護によってなしえたことであり、藁にはその場所やものを清める意味合いがあるとされています。
 
 しめ縄の飾りにはどんな種類がありますか?
 ●紙垂(しで) ・・・‥稲妻を表現し天と地をつなぐこと
 ●裏白(うらじろ)・・長寿と夫婦円満
 ●扇(おうぎ)・・・・・末広がりに栄える
●鯛(たい) ・・・・・赤色と「めでたい」に通じる縁起物

 
12月28日までに飾り、1月7日に全てを外し、神社や地域のどんど焼きに持って行って焼いてもらいます。


 結界となり神聖な場所を示す「しめ縄」

 農耕民族の日本人らしく豊作への願いを込めて藁で作られる「しめ縄」は、「注連縄」あるいは「七五三縄」とも書く。天照大神が再び天の岩戸に入らないように縄を張ったという日本神話に由来し、神様を祀るのにふさわしい神聖な場所であることを示すという意味を持つ。結界となり不浄なものが入らないようにする魔除けの役割もあるという。神社などに張るしめ縄と区別して、裏白や橙など鏡餅と同じような縁起物を飾った二月用のしめ縄を「じめ縄飾り」とか「しめ飾り」ともいう。種類としては、ごぼうのような形をした「ごぼう注連」、太いしめ縄を輪にした「玉飾り」、細いしめ縄を輪にした小型の「輪飾り」などがあり、玄関先には玉飾りを、神棚にはごぼう注連を、各部屋やキッチンやトイレなどの水まわ'りには輪飾:りを飾る。
しめ縄の編み方 
①藁(わら)を5本ずつ先端を揃え、束ねた物を3つ作る。
②3束の藁の根本をを針金でとめて、最初に2束を使う。
③2束を手のひらでねじり編む。
④2束をぐるぐる編んでいき先を洗濯バサミで留める。
⑤残りの1束を編みながら、最初に作った縄にぐるぐる回
し編み、先を針金で留める。  ⑥縄のできあがり
⑦縄を巻いて、形を作り、根本をはさみでななめに切る。
⑧飾りをつけて、出来上がり!