- インフルエンザとは?
- インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる、高熱や関節痛、頭痛、倦怠(けんたい)感(=だるさ)などを伴う感染症のことです。
主に飛沫感染や接触感染によって感染します。出典:「感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR) 2017年第50週」(国立感染症研究所Webサイト) https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2017.htmlより
横軸の単位は「週」です。1週目~17週目、39週目~53週目が他と比べて「定点当たりの報告数」が多くなっています。月に換算すると、だいたい10月~4月ごろです。
※定点当たりの報告数:1医療機関あたりの平均報告数
- 普通の風邪との違い
-
一般的な風邪 インフルエンザ 時期 一年中 冬が中心 発熱 微熱がほとんど 38℃以上の高熱 その他の主な症状 咳・くしゃみ・のどの痛み・鼻水鼻詰まり 咳・のどの痛み・鼻水・全身の倦怠感・関節痛・頭痛など - 季節性インフルエンザと新型インフルエンザ
- 近年、よく耳にする新型インフルエンザ。季節性インフルエンザとは、感染の脅威が異なります。
季節性インフルエンザは、従来より流行しており、多くの人がそのインフルエンザウイルスに対して免疫を持っています。一方、新型インフルエンザは、2009年春より発生し、過去に流行したことがないため、国民の多くが免疫を得ておらず、感染が拡大してしまいます。 - インフルエンザウイルスの種類
- インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があります。毎年流行するのはA型・B型です。それぞれ、ウイルスの構造が異なり、症状の重さも異なります。
- 動物に感染するインフルエンザ
- よく聞かれるのが、「鳥インフルエンザ」。他にも「ブタインフルエンザ」「ウマインフルエンザ」「ネコインフルエンザ」があります。
これらは、一般的には動物から動物へと感染しますが、これが動物からヒトへと感染してしまうことが懸念されています。 - 新型インフルエンザ(A/H1N1pdm)
- 画像提供:国立感染症研究所
- 鳥インフルエンザ A(H7N9)
- 画像提供:国立感染症研究所
- 薬
- 抗インフルエンザ薬には「タミフル」「リレンザ」「イナビル」「ラピアクタ」などがあります。「タミフル」は内服薬、「リレンザ」と「イナビル」は吸入薬、「ラピアクタ」は注射薬です。それぞれ年齢などの条件があります。
また、過去にはインフルエンザの大流行により、抗インフルエンザ薬が不足したこともありました。
2017年現在、国では「備蓄目標量」として、抗インフルエンザ薬を国民の27%弱にあたる4770万人分を備蓄することにしています。4770万人分から流通備蓄分の1000万人分を差し引いた3770万人分を国と県で均等に備蓄することにしています。
「飛沫感染」のページに戻る。