災害時の物流

前のページでは、過去の災害時にでの物流の活躍について取り上げました。
しかし、問題点も存在します。
では、どのような問題があり、また、どのような解決策があるのでしょうか。

問題点

では、過去の災害時において物流はどのようなものであったでしょうか。
また、物流の災害時における問題点とはどのようなものであったのでしょうか。
それでは、東日本大震災を例に考えていきましょう。

東日本大震災で浮上した物流の問題点は大きく分けると、全部で7つあります。

①輸送可能なルートや受け入れ可能な集積所の確保・情報の不足
②指揮系統の混乱・情報伝達の不備による需給のミスマッチ
③車両・燃料等の確保が不十分なことによる輸送能力の低下
④自治体施設の不足・震災後に保管場所の調整・不要不急物資の滞留
⑤配送業者の手配が不十分
⑥必要物資不足・品目毎の過不足
そして7つ目の問題(⇒東日本大震災の物流全体を通しての問題)
・プロでない国や自治体がオペレーションを行ったことによる、一部の混乱。
・日本各地の物資不足。
※以下の図の①~⑥は上記の問題点の①~⑥にあたります。

解決策

では、そのような問題を解決する方法としてはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

解決策としては以下のものが挙げられます。

まとめ
  • 東日本大震災では物流は大活躍したが、その反面、課題も浮き彫りとなった。
  • 物流を災害時により効果的にするには事前の想定と対策が非常に重要となる。

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