課外授業:TEPIA先端技術館見学

はべせ 2017年12月27日、制作メンバー2名が青山にあるTEPIA(テピア)先端技術館に見学に行きました。アルファーはべせ
TEPIA先端技術館
TEPIAは、さまざまな分野の日本の先端技術を集め、それらを身近なものとして体感できる体験型展示が充実していて、施設は基本、無料で体験できます。
先端技術の展示の他にも、ワークショップ、ロボットプログラミング・3Dプリンタ教室、シアター&ビデオライブラリー鑑賞ができます。

見学の目的

  1. 「IoT」や「AI」の先端技術を知る
  2. 「IoT」や「AI」技術によって、私たちの社会やくらしがどのように変化していくのかを体験する

見学レポート

技術館内は「テクノロジーパスウェイ」、「テクノロジーショーケース」、「テクノロジースタジオ」、「テクノロジーラボ」の4つのゾーンで構成されていて、多くのことを学び体験することができます。
今回はその中から「IoT」や「AI」に関する内容についてお知らせします。

◆コミュニケーション型ロボット タピア◆

テクノロジースタジオでは、コミュニケーション型ロボットTapia(タピア)の展示がありました。タピアは30センチほどの大きさで卵型の形をしています。ユーザ情報を覚えて認識することができます。

TEPIA1<タピアの主な特徴>
1) 生活をサポートする
写真撮影、スケジュール管理、ニュースの読み上げなど、音声による操作が可能。スマートハウスに向けIoT機器としてもタピアが生活の中心に。

TEPIA

TEPIA

2) みまもり機能
・留守中に家の様子を見守る
・遠く離れた家族などとタピアを通して会話やビデオ通話ができる


3) 会話・コミュニケーション
・感情表現や好感度システムの搭載で接し方による会話の変化があるコミュニケーション機能



千葉県のホテルでは、タピアが客室でホテルコンシェルジュとして接客をしているそうです。TV、電気、エアコンのオンオフのIot機能などを担当しているとのこと。一度体験宿泊してタピアのおもてなしをうけてみたいですね!

◆遠隔操作ロボット CAIBA◆

海馬が手掛ける遠隔操作ロボット「CAIBA」も展示されていました。
CAIBAは操縦者がヘッドマウントディスプレイを装着し、遠隔操作するロボットです。

TEPIA ・遠隔地からコントローラーで操作を行うと、その操作の通りにロボットが動作を行う
・インターネット回線を経由して、ロボットに装備されたカメラの映像とマイクの音声が送信され、遠隔地のユーザーが装着するVRヘッドセットでリアルタイムに表示される
TEPIA


caibaはの仕組みは距離を超えた労働力の実現を可能にできるため、 遠隔就労による障碍者、妊娠中の女性、高齢者への雇用機会の提供が期待される。

◆非接触型バイタル感知センサー ◆

非接触バイタルセンサーは、人に触れることなく脈拍や呼吸、体の動きなどを測定できる小型の装置です
本体から弱い電波を発射し、動いている物に当たると反射される電波に違いが現れる「ドップラー効果」の原理を応用し、離れたところからバイタルを検知します。

TEPIA
・このセンサーを介護施設や病院の室内に設置しておけば、高齢者や患者の体の異変をすぐに感知してスタッフや救急車を手配することができます。
・動きの傾向を予測し、睡眠品質向上、ストレス低減、集中力アップ、認知症予防といったライフサイエンス事業へと進化させることが目標で、照明機器やエアコン等の家電への導入も進めています。
TEPIA


見学の感想

今回の見学で、IoTやAIの技術が自分たちが思っている以上にあらゆる産業分野で進んでいることを実感しました。
その一例が「家とIoT」で予想していた、将来家の中をロボット(AI)がコンシェルジェとなり、コントロールする ということが既に実現化されていたことなどが挙げられます。
また「非接触型バイタル感知センサー」 は、遠隔医療・介護の現場で見守り型ロボットとして既に導入が進んでいることも知ることができました。

今回紹介した展示の他にも、顔の画像から脈拍を自動計測する技術や3Dプリンタなど様々な日本の先端技術を見たり触れたりすることができ、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
皆さんも時間があったら是非足を運んでみてください。見学の際、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

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