まとめと今後

私たちが このサイトで証明できたこと

私たちはこのサイトでIoTの介護分野への応用について問題提起と実験、考察をおこなってきました。
そのなかで介護ロボットが介護現場に及ぼす影響を以下のように証明することができました。

被介護者への影響
  1. 介護者による監視のストレスや負担を軽減できる
    介護者による指摘よりも好意的に受け取られることもある。
  2. ロボットの利用による、被介護者の自立を促進できる
    ネットワークに接続された介護ロボットSotaは、インターネットを通じてコンテンツの提供を受け、高齢者にレクリエーショ ンを行うことで、癒しや脳の活性化、活動の活発化をもたらせる。

介護者への影響
  1. 介護負担を軽減できる
  2. 遠方からの介護が可能になる。
    IoRT技術を活用し見守り機能を搭載した介護ロボットは、介護者が被介護者を常に見守る必要をなくし、介護者の負担を軽減できる。
  3. 自立向上
    運動機能向上や生活の活発化を促すという点で、高齢者の自立を促進することができる。
    介護ロボット単体で使用するよりも既存の介護プログラムの中で取り入れることでより効果を発揮する。 


実験を踏まえての社会への提言

「見守り機能」実験より
  1. ネットワークのさらなる高速化・安定化がなされるべきである。
  2. ロボットの画像認識技術の向上が必要である。
  3. ロボットの動作の安定化が必要である。

「介護ロボットSota実証実験」より
  1. AI技術の向上、ロボットの声質改善により、介護ロボットの会話の質を高めるべきである 。
  2. インターネットを通じて提供されるコンテンツが、高齢者にとって心から楽しめるものとなるよう開発されるべきである。

2つの実験より

介護ロボットのみに任せるのではなく既存の介護プログラムの中に取り入れることでより効果的に介護ロボットを活用することができる。
したがって人とロボットの連携を重要すべきである。

今後の課 題

介護ロボットをより有効に活用し、介護者の負担軽減につなげるため、私たちは以下のことが今後の社会にとって課題であると考えます。

  1. 実用化に向けた想定
    →被介護者が勝手に操作(電源を切る等)する可能性が高い。
     また、コミュニケーションの精度はまだあまり高くない。

  2. ロボットの技術開発
    →実際の現場ではロボットが長時間被介護者を見守ることが考えられる。
     ロボットがエラーを出したり動けなくなると、介護ができない。
     介護をするロボット自体が長時間安定して動ける必要がある。
     動作安定化・画像認識等各種センサー精度向上・会話をつかさどるAI・スピーカー

  3. ネットワーク技術の向上
    →ネットワーク接続を前提とするロボット動作の信頼性を高めるため回線の安定性の向上が必要
3-2 介護ロボットSota実証実験←前 次→5-1 参考文献




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