IoTについて 介護 実験
ほか

IoTとは?

IoT

IoT の定義

IoTとは、"Internet of Things"の略で、「モノのインターネット」と訳されます。
モノどうしがインターネットに接続されて繋がり、相互に情報を交換し制御する仕組みをいいます。

IoT の仕組み

IoTは、以下の流れを基本としています。
 ①「センサー」でモノから情報を取得する
 ②インターネットを経由して「※クラウド」にデータを蓄積する
 ③クラウドに蓄積されたデータを分析する
 ④分析結果に応じてモノが作動する
※「クラウド」... ネットワークで接続されたサーバ群。情報が雲のようなネットーワーク空間上にあるため、クラウドと呼ばれる。

IoT の分類

IoTは複数の段階に分けられます。
第1段階 :見える化
第2段階 :制御
第3段階 :最適化・効率改善の自動化

IoTによって接続されるモノは、デジタルなもの(スマホ、テレビ、車、電化製品)に限らず、アナログなもの(財布、靴、洋服)や人 も含みます。
接続されるモノに基づいて、IoTは複数のフェーズに分けられています。
IoT-I :モノ・人工物
IoT-II:人・生物
IoT-III:データ・プロセス
IoT-IV:あらゆるモノ

また、ネットワークでロボットを接続するものを特に「IoRT(Internet of Robotic Things)」と呼びます。

私たちは、IoRT技術を活用した介護ロボットに注目し、介護負担を軽減するロボットの実証実験を行いました。
「実験」のページへ


な ぜIoTは普及し始めたのか?

IoTは近年、急速な普及を遂げていますが、それは4つの要因によります。

  1. センサの低価格化・種類の増加
  2. 端末(デバイス)の低価格化
  3. 通信環境の整備
  4. データ蓄積・分析インフラの整備(クラウドサービス)
これらによって、データが早く、安く扱えるようになったのです。

IoT が社会にもたらす変化

これまで、インターネットは「人と人」とのつながりを作ってきました。IoTの登場によって、これからのインターネットは、「モノと人」「モノとモノ (M2M)」のつながりを作るために利用されます。
「モノと人」「モノとモノ(M2M)」のつながりができることで、

  1. データの大量収集
  2. データの分析
  3. 分析結果の活用による新しい価値の創造
という、IoTならではのステップを踏めるようになります。すると、製品の作り手は、ユーザーが製品をどのように使っているかや、作り手 が創造していなかった製品の使い方を容易に把握できます。サービスや製品の改良・開発の活発化・新しい価値の創造につながります。

ユーザーの使い方は、これまでインタビューやアンケートといった形で行われてきましたが、これでは必ずしも正確な結果を得られませんでし た。その点、正確な把握を行えるという意味で、IoTは大きな進歩をもたらしたといえます。

大量生産時代においては、「作り手」と「使い手」の距離は離れていましたが、IoTは「作り手」と「使い手」をつなぎ直し、両者の距離を縮める役割を果たすでしょう。

企業からユーザー、という一方向的な開発手法が、企業からユーザー・ユーザーから企業という双方向的なものになり、新しい価値が創造でき るようになるのです。
このように、いつでもどこでもどんな環境でもあらゆるモノがインターネットにつながっていることにより、様々な新しいサービスが提供さ れ、人々の生活が便利になり、経済の活性化や社会上の問題が軽減される社会のことを、ユビキタス社会といいます。

大量生産時代からユビキタス社会へ変化した現代において、かつての「職人文化」と「IoT」が融合する事で、国際競争力の強化、新しい価値の創造が起こる 事が期待されます。
1.IoTについて←前 次→1-2 身近なIoT製品




     全国中学高校Webコンテスト第 20回全国中学高校Webコンテスト参加作品
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスこ のホームページは クリエイ ティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。