まろの詩講座〜島崎藤村バージョン〜  つづき

第二連の二行目 野に満つる香も知らず

詩の中の風景

 野原の香りを知らないというのは、野原では香りがしていないから、香りを知らないということ。ここでも、やっぱり、否定語が使われているまろ。否定語によって一度は、左の「詩の中の風景」の絵のような、想像ができるまろ。

 このフレーズが入っている第二連は、藤村が土手の上から、田や畠を眺めている感じの歌なのまろ。

実際の風景

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