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●土器 ナバテアの土器は独特のタイプのものだった。(詳細は後日追加) ●死と埋葬 ナバテア人達は、死者が出るとその死体を岩山の上などに置き、白骨化するまで放置した後骨壺に入れ、墓に収めた。2次埋葬・再埋葬などと呼ばれる埋葬の方法である。 墓は個人用の墓ではなく、ファミリー・トゥムと呼ばれる家族墓であった。墓室の壁に小さな墓が沢山掘られていて、その中に遺骨を入れた。 葬式の際には、墓室に親類縁者を集め、食事をし、演奏を行った。また、毎年墓前祭を開いた。 |
ナバテア人はアラム語を話していた。これは当時の地中海東部で広く使われていた言語である。 文字としては、フェニキアのアルファベットを少し崩した(ということは現在のアラビア語の祖先である)ナバテア文字を使用していた。 また、ペトラやマダイン・サリの周囲では南アラビア文字と呼ばれる文字が数多く発見されている。 南アラビア文字というのは前5世紀頃に使用されていた文字だが、なぜナバテアに伝わったのかはっきりしていない。 |