さまざまな不思議な前ぶれ

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地震が発生する前には、奇妙な現象が観測されることがあります。みなさんも「地震雲」などという言葉は聞いたことがあるでしょう。地震と雲とは、いったいどのような関係があるのか非常に気になるところですが、その謎の解明は次の「異常の原因」にまわし、ここでは地震雲と同じくらい不思議な地震の前兆現象をたくさん紹介します。これらの現象は、器械での観測による数値化された客観的な値ではなく、人間の観察によって見つけられる現象で、「宏観異常現象」と呼ばれています。

動物の異常

大地震の前にはさまざまな動物が普段と違った行動をとることが知られています。恐らく日本で最も有名なのは、地震の前にナマズが暴れるということでしょうが、それ以外にもたとえば次のようなものがあります。

ニワトリが木に登る

冬眠中のヘビが巣穴から出てくる

カモメが内陸部で飛ぶ

魚が同じ方向に整列する

ヘビがやぶに入る

ミミズが土からはい出てくる

また、人間も次のような異常を感じることがあります。

ほおが冷たく感じる

頭痛・めまい・吐き気など、体調が悪くなる

異様なにおいをかぐ

電気製品の異常

地震の前には、電気製品も動作がおかしくなることがあります。たとえば次のようなことが起こります。

テレビ・ラジオに雑音が入る

勝手にスイッチが入る

時計の針が突然早く回り出す

大気の異常

地震の前には、さらに次のような大気の異常が生じることもあります。

地震の直前に空が光る(地震発光)

普段見られない雲が発生する(地震雲)

空気が澄んで、星がよく見える

太陽や月の形が変わる

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