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地震予知とは


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地震予知とは地震の起こる場所・時・大きさを予測することですが、期間の長さから普通、長期予知、中期予知、短期予知、直前予知の4つに分けます。

長期予知とは、過去に起こった地震の記録や活断層の調査などから、今後数十年〜百年の間の大規模な地震の発生を予知するというもので、都市計画などに役立てられます。中期予知・短期予知については、長期予知と直前予知との間ということで、具体的な定義はありません。

直前予知は、その名の通り地震が起こる直前(数時間〜3,4日前以内)の予知のことをいいます。普通、力が徐々に加えられてものが割れたり破れたりするときは、突然何の前ぶれもなく一気に破壊されるのではなく、先に小さな亀裂(きれつ)が走るものです。これは岩石の場合も同様で、地震が起こる前には部分的に岩石の破壊が起こり、それが進行して大規模な破壊につながると考えられています。ですから、部分的な岩石の破壊を地震が起こる前に何らかの方法で見つけることができれば、地震を予知できるのではないか、というのが直前予知の考え方です。そして、さまざまな方法で、この地震の前ぶれを見つけようとする研究が行われています。ここでも主に直前予知の方法について取り上げます。

直前予知の問題

直前予知した地震が100%の確率で予知通りに発生するのであれば問題はありません。しかし、予知をはずしてしまうことがあると、大変なことになってしまいます。

たとえば、東海地震の警戒宣言が出され、新幹線が止まり高速道路が通行止めになると、経済活動が鈍り1日につき7200億円の損失が生まれるといわれています。これは大変なことです。また、もしこのようなことが起これば、誰がこの責任をとるのかという問題にもなるでしょう。ですから、地震予知、特に直前予知はもし可能になったとしても、天気予報のように安易にはできないわけです。

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