〜そもそも彗星とは?〜
彗星は、太陽の周りを楕円軌道のようにしてまわるものばかりです。一周で長くて何万年もかかったり、短くても何十年とかかったりしてしまいます。
彗星は、核という直径数キロの氷と、チリの集まりでできています。これが太陽に近づいてくるとき、太陽の熱で氷が蒸発してチリとともに核から噴き出されます。また、彗星の尾は輝く彗星の頭周辺のチリが太陽の光からの圧力を受け、太陽から逆方向に作られるのです。


〜彗星にはどんなものが含まれているか?〜
彗星の表面は、黒い物質で覆われていることが1986年にやってきたハレー彗星の調査によってわかりました。また、他の粒子も発見されました。
炭素(C)
水素(H)
_素(O)
窒素(N)
からなる粒子です。

これらの発見で、彗星には有機物が含まれているのではないかという考えが出てきました。しかも彗星はできた後に太陽から長い間離れて暮らしていくので、一度できた有機物や粒子が、宇宙間に通っている紫外線などに破壊される可能性は少なくなるのです。いわゆるタイムカプセルのような役割をしているのでしょう。


〜今までに発見された主な彗星〜

その1・・・ベネット彗星                1970年春に観測されたものです。

その2・・・岡崎・レビー・ルデンコ彗星       1989年秋に観測されました。

その3・・・オースチン彗星                 1990年春に観測されました。



その4・・・レビー彗星                   1990年夏に観測されました。


その5・・・百武彗星                       1996年春に観測されました。


その6・・・へール・ボップ彗星                 今世紀最大の明るさで見ることができた彗星といわれたものです。1995年7撃ノ発見され、1996年末から1997年春にかけてのかなり長い間肉眼で見ることができました。


その7・・・ハレー彗星                        

1985年に観測されました。ハレー彗星は、1705年周期彗星の存在を発見したハレー(英国)によって名づけられたものです

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