第一幕 はじめに


壱.目的

 当初の目的は、「学校の学習を生かすことができるもの」というコンセプトで作成に
着手した。われわれは日々、国語、数学、理科、社会、英語などなど様々な教科を学習
している。この学校教育は様々な面で生かされるものであるが、古典に目を向けた場合も
 
法律・歴史的文書の解読などに生かされるものである。その学校の古典学習において
歌舞伎を学習したときに衝撃を受けた。その理由は明確、「古典学習がこのように生か
されるのか」という発見である。これは、当初の目的にぴったりであった。
 この考え方に基づき、初心者でも簡単に歌舞伎が理解できるようにすることがこの
ホームページの目的である。さらに、より古典に興味を持ち、学校教育の大切さを促すこと
もまた主たる目的である。古典学習の必要性が促されれば幸いである。

弐.メンバー紹介

 早稲田大学本庄高等学院3年 金子 弘征

 授業の一環で国立劇場に行ったことで、生の歌舞伎に触れることができた。それによって、
今までの歌舞伎に対する意識も変わり、より多くの人に歌舞伎を知ってもらいたいと思うよ
うになった。インターネットを利用するという観点から本やプリントでは伝わらない部分を表
現するように努めた。早大本庄の先生の指導のおかげで、自らも歌舞伎に対する興味が増し、
文章作成の際に大いに役立った。さらに、
早稲田大学本庄高等学院のホームページ作成に
よって得た知識から画像処理などのアイディアを出し作成に生かした。今後、インタラクティブ性
をより重視したWeb Pageを作りたいと思う。
 このページによって歌舞伎への関心、古典学習への関心が促されれば幸いである。



 
早稲田大学本庄高等学院3年 森本 龍 

 国語の授業で歌舞伎について学び、興味を持った。特に様式美など視覚的なものに
惹かれ、今回の作成にあたってはどうしたらそういったものをホームページに生かせるかを
考え、これまでの選択授業等におけるパソコンについての経験、知識を生かしてレイアウト、
フォントなどに工夫を凝らした。さらに誰にでも見やすいページを目標にするという点でもレイア
ウト等に注意した。以前の歌舞伎の学習から得た知識と経験は、歌舞伎についてまったく知ら
ない人にとって、理解しやすく、興味を持てるような作品にする上で、役に立ったと思う。

  

参.参考文献

{・著者、書名、出版社、出版年の表記} 

・国立劇場、『第57回 歌舞伎鑑賞教室』、日本芸術文化研究会、2000年

・小山観翁、『歌舞伎通になる本』、株式会社グラフ社、1993年

・武智鉄二、『歌舞伎はどんな演劇か』、筑摩書房、1986年

・上野明雄、『歌舞伎に見る日本史』、小学館、1999年

・市川猿之助、『猿之助の歌舞伎講座』、新潮社、1984年

・今尾哲也、『歌舞伎を見る人のために』、玉川大学出版部、1993年

・服部幸男ほか、『歌舞伎をつくる』、青土社、1999年

・河竹登志夫、『歌舞伎の世界』、淡交社、昭和49年

・石橋健一郎、『歌舞伎見どころ聞きどころ』、淡交社、1993年

・岩田アキラ、『歌舞伎のデザイン図典』、東方出版

・藤田洋、『歌舞伎ハンドブック』、三省堂、1994年

・塚本康彦、『能、歌舞伎役者たち』、朝日新聞社、1994年

・高橋幹夫、『江戸歌舞伎図鑑−芝居で見る江戸時代』、芙蓉書房出版

・諏訪春雄、『歌舞伎の源流』、吉川弘文館、2000年

・諏訪春雄、『歌舞伎の方法』、勉誠社、平成3年

・釘町久磨次、『歌舞伎大道具師』、青土社、1991年

・戸板康二、『歌舞伎鑑賞入門』、創元社、1959年

・郡司正勝、『かぶき入門』、牧羊社、1991年

・河竹登志夫、『原色歌舞伎詳細』、グラフ社、1982年

・戸部銀作、『歌舞伎教室』、ライフワーク研究所

・川原崎長十郎、『勧進帳』、角川書店、昭和40年

・小山観翁、『歌舞伎通になる本』、グラフ社、1993年


四.感謝の言葉

 作成にあたってご協力頂いた方々にに感謝いたします。
 以下に、我々のホームページ作成にあたってご協力いただいた方々を表記いたします。
 なお、敬称は省略させていただきました。

*早稲田大学本庄高等学院教諭   半田 亨
*早稲田大学本庄高等学院教諭   吉田 茂