当時の結婚の大きな特徴は、
@婿取り婚(むことりこん)
A一夫多妻(いっぷたさい)

であったことです。
一夫多妻といっても、正妻はもちろん一人でしたが、妻の実家が夫の面倒を見ていて、生まれた子どもも妻の方で育てていました。

ただ、天皇の妻となって宮廷に出仕する(入内〜じゅだい〜)場合は逆で、妻の方が後宮に自分の部屋をもらい、そこにすみましたが、その生活は、実家の方でまかなっていました。
 
 そのほか、内親王(ないしんのう)が降嫁する場合は、経済面の大半を相手の男性がひきうけなければなりませんでした。

相手の女性の身分が低かったり、後ろ盾がない時は男性の家に、
同居したりしましたが、この場合、正妻として社会的に認められませんでした。

 結婚当初は妻の実家に通っても、ずっとではなく、夫婦だけで別のところに、移り住むのが普通でした。


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