日暈(ひがさ)、
            月暈(つきがさ)が出ると雨

日暈、月暈というのは薄曇りのとき、太陽(日暈)や月(月暈)を中心にできる、白または 多少赤みがかった二重の光の輪のことです。 これは空の高いところにある巻雲や巻積雲(水滴でなく小さな氷晶でできています。)に太陽や月の光が当たって、 雲を作る氷の結晶がプリズムの働きをして反射、屈折するために起こります。巻雲や巻積雲等の高層雲は、 低気圧の前面や側面に現れることが多いので、やがて雨が降るというのです。 しかし、巻積雲は低気圧の一番外側にあるため、低気圧がかすった場合でも日暈、月暈は出ますが雨は降らず 晴天となります。低気圧が来るときは白い絹雲が現われ巻層雲が現れさらに低く濃い中層雲か層雲が現れて 天気が悪くなります。
日暈、月暈が出て雨が降る確率は、翌日で60〜80%ぐらい、24時間以内では20パーセント以下といわれています。

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