白血球
私たちが病気にならないように守ってくれているのが白血球です。白血球は病原体がはいってくる所に集中して、病原体を食べて殺してくれます。貪食作用 これは自分の体と違う物体を拒否する反応の一つです(免疫)
白血球は、血球中の約3%を占めています。通常、血液1mm3中、約6、000〜8、000個。大きさは直径約6〜20μmです。また、赤血球のような単一細胞ではなく、数種類のタイプがあります。顆粒球(好酸球、好中球、好塩基球)〜60%弱、リンパ球(T細胞、B細胞)〜40%弱、単球・マクロファ−ジ〜5%程度などからなり、いずれも、細菌やウイルス、その他の外敵を防ぐ役割をしています。
顆粒球、単球・マクロファ−ジは骨髄で、リンパ球は主に胸腺などのリンパ組織で分化します。生体内での寿命は種類により異なりますが、1〜7日間程度です。
顆粒球、単球・マクロファ−ジの主な作用は、貪食作用(細胞が細菌や微小な異物を細胞内に取り込む作用)です。リンパ球は免疫に関与しています。