(注1)食品ロスの範囲は、食品の食べ残しおよび廃棄であり、野菜くず、魚の骨等の不可食部分は対象外とする。
(注2)調査上の制約から、外食産業の厨房内での廃棄および製造・加工段階での原材料の廃棄は調査外となっている。
世界には食糧のあり余っている国がある一方で、数多くの国が食糧が足りなくて困っています。経済力のある国にはさまざまな食料が集まり消費されずに大量に廃棄されたり肉食の増加によりかなりの割合で穀物が家畜の飼料として使用されたりしています。

日本では現在、世界中の料理をレストランで食べることができますが、これは世界でも非常に珍しいことです。日本でも第二次世界大戦後に、外国から衣類・薬品とともに脱脂粉乳などをはじめとした食糧が援助されました。また20世紀前半に、北米や南米へ多くの人々が職を求めて移住していった原因のひとつは国内の食糧不足でした。

現在、日本の家庭の食卓には多くの輸入品が並び、食品によっては9割以上を輸入に頼っています。そのため、日本の食糧自給率は非常に低く、1998年には供給熱量自給率が先進国で最低の40%となりました。このように大量の穀物や野菜などの食糧を輸入しているため国内の農家は大打撃を受けています。さらに、輸出生産国の農業や土地利用のあり方を大きく変えてしまっている場合もあります。

その一方で、日本ではあまった食糧を大量に捨てています。現在、日本では1人1日平均159gの食べ残しがあります。スパーやコンビニの賞味期限切れや売れ残りなどの残飯量は年間700万トンにものぼり、世界食糧援助総量の70%に匹敵するほどです。とくにロスの大きいものが結婚披露宴で、出される食事の4分の1は無駄になり廃棄されます。一般家庭でも7.7%(うち食べ残し2.9%、廃棄4.8%)の食品の廃棄があります。



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